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サイエンスカフェにようこそ! 地震・津波・原発事故・放射線
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 冨山房インターナショナル |
発売年月日 | 2012/03/11 |
JAN | 9784905194354 |
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サイエンスカフェにようこそ!
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放射線の被曝に関して専門家が分かりやすく解説している.ガンになる確率を見ると、福島の現状レベルはかなり低く、たばこの喫煙の方がはるかに高いことが分かる.何を恐れるかが混乱している感じだ.ヨウ素とセシウムが悪者になっているが、日本では海藻摂取が多いことからセシウムだけを問題にするこ...
放射線の被曝に関して専門家が分かりやすく解説している.ガンになる確率を見ると、福島の現状レベルはかなり低く、たばこの喫煙の方がはるかに高いことが分かる.何を恐れるかが混乱している感じだ.ヨウ素とセシウムが悪者になっているが、日本では海藻摂取が多いことからセシウムだけを問題にすることで良いことが分かった.普通の人は体内に約6000ベクレルの放射能を持っている由.知らなかった!
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地震についてのサイエンスカフェを大震災直前に開催していた。その後集中して原子力についてのサイエンスカフェを開催。とてもタイムリー。 この本を読むと、放射能とはエネルギーから出来ている物質を壊してエネルギーを取り出す時に逃げたエネルギーで、あまりに小さく高エネルギーなので、管理が難...
地震についてのサイエンスカフェを大震災直前に開催していた。その後集中して原子力についてのサイエンスカフェを開催。とてもタイムリー。 この本を読むと、放射能とはエネルギーから出来ている物質を壊してエネルギーを取り出す時に逃げたエネルギーで、あまりに小さく高エネルギーなので、管理が難しい。つまり火の怖さと同じ、化石燃料と変わらない、と思える。 人間がSFのように知性をネットや珪素に移してタンパク質の身体から脱出したとして、自己修復を発達させていなければ、全滅してしまうかも知れないな。 原子力全廃は簡単だけれど、周囲の国々、アジア、中国で原発を推進している中で全廃すると、維持、対策が出来る人材がゼロになってしまう。それが将来本当に問題じゃないのか、という提言は正しいと思う。 ・ヨウ素の半減期は8日、セシウムは30年。同量であればヨウ素の方がたくさん放射線を出して怖そうに思うが、そうなのか? →エネルギーとか他の要素は考慮せずに量だけ考えれば、トータルで出る量は変わらない。ヨウ素の方が早く出るのでそれが体に入ると時間当たりに体が放射線に被曝する量は多くなる。ただ放射線が当たってすぐがんになる訳では無く、積算でどうかという話になる。なので8日の積算も30年の積算も変わらない量になる。 ・福島からまいりました。やはり東京の方たちの話しぶりは、よそ事に聞こえて福島の者の感情を逆なでするところがある。大量の汚染水がメガフロートに入っていますが、もっと安全なところに持って行って欲しい。東京に持って行けという声もある。知りたいのはいつ帰れるかです。1年9か月という話ですが、子どもに言えない。本当にそれくらいかかるのか? →そこは除染の専門家がきちんと答えるべきです。一番大事なのは除染だと思いますが、日本にはそういう経験が無いのです。今回初めてこういう過酷な状況に直面しました。 ・・ 4月に工学院大学の緊急シンポジウムでお話しした時に、「東京は大丈夫ですか?」という質問がありました。われわれが「東京まで飛んでこないから大丈夫です。チェルノブイリとは違います。」といったお答えをした途端、皆さんそれで胸をなでおろして、本当にほっとなさったのを感じました。しかし、これで良かったのでしょうか。その後、われわれは福島県民の方々や発電所で働いている方たちのことを考えると、どういう説明をしたらよかったのだろうか、ずっと考え続けてきました。 ・学生さんに尋ねると千人に1人とか1万人に1人とかすごく幸せな事を言う若者がいるが、日本人がかんになる確率は2人に1人。その内半分がなくなる。「100ミリシーベルトの放射線被ばくでがん死亡が約0.5%増える」というデータがある(それ以下は統計に有意な値が出ない)。何も放射線にあたらない場合、100人中がん死亡は25人、その集団に100ミリシーベルトの放射線が当たった場合、25.5人になる。自然での放射線は日本人は年間1.5ミリシーベルト、一生涯80間生きれば120ミリシーベルト。医療被ばくは日本では5ミリシーベルト程度と言われているので、一生涯で240~400ミリシーベルト程度。 ・放射線というのは、どんな微量でも数値として測れる。その単位はベクレルで、原子1個1個から出てくるパルスを数えます。例えば、1キログラムあたり何ベクレルというふうです。1キログラムの物質の中に原子がいったい何個あるか皆さん勘定できますか?18グラム(1モル)の水の中に「6.7×10の23乗」個の原子があって、0が23個並びます。その中に200個の放射性原子が毎秒壊れるからといって、まったく高い濃度ではないのです。 新聞記者が、「金町浄水場から1リットルあたり200ベクレルの放射能が検出されました。どう思われますか。」と勢い込んで聞いてくるわけです。「飲んでも差し支えないと思いますが。私だったら飲んじゃいます。」と応答する事になります。 ・チェルノブイリでは燃料の周りのグラファイト炭素が2000~3000°になって10日くらい燃え続け、火災の煙で放射性物質がまき散らされた。 ・アメリカではリスクを放物線で見て、どの段階においても対応できるようなリスクの考え方があると聞いている。
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