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いさご波 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2012/03/29 |
JAN | 9784101342351 |
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いさご波
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いさご波
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
短編5部構成からなる、波をテーマ?というよりも 人生いろんな波があるのですよと言われているような そんないさご波。 海だったり川だったりまぁ様々ですけども タイトルそれぞれに 沙の波、暁の波、ささら波、夕彩の波、澪の波の構成。 ストーリー自体もいろんな話があって 赤穂浪士だけど時...
短編5部構成からなる、波をテーマ?というよりも 人生いろんな波があるのですよと言われているような そんないさご波。 海だったり川だったりまぁ様々ですけども タイトルそれぞれに 沙の波、暁の波、ささら波、夕彩の波、澪の波の構成。 ストーリー自体もいろんな話があって 赤穂浪士だけど時代劇でお馴染みの忠臣蔵のシーンはなく むしろ参加しなかった人々、など。 もちろんそれとはまた違う話もあり。 個人的には夕彩の波の話が一番良かったけど、他のももちろん捨てがたい。 澪の波とか、師弟関係の話もあるし。 基本的にみんな殿様とかじゃなくて普通に暮らしている人が主人公だからこそ 華々しさはないけど、こう沁みる感じ。 みんなだいたい暗い影を残して生きてるというか 何かしら後ろめたさみたいなものがあって。 でもそれでも、今を生きるのに必死な人がたくさん出てきたり。 なんだか久々に見る繊細な小説だった気がする。
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お家断絶に見舞われた赤穂浅野家と九鬼家に生きた武家の、哀切な矜恃と家族の絆を描かれた珠玉短編集。 まさに江戸時代の古き良き武家社会の良い面を、美しく、清貧、家族、知人を思いやる気持ちが読み終わっても爽やかに心が洗われる。そのうえ簡素な文体でとても読みやすい。 どなたでも読ん...
お家断絶に見舞われた赤穂浅野家と九鬼家に生きた武家の、哀切な矜恃と家族の絆を描かれた珠玉短編集。 まさに江戸時代の古き良き武家社会の良い面を、美しく、清貧、家族、知人を思いやる気持ちが読み終わっても爽やかに心が洗われる。そのうえ簡素な文体でとても読みやすい。 どなたでも読んでほしい
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波って人生のようにも思えます。そんな風に感じる短編集でした。どの短編も切なさや侘しさがあり、一気に読むには心が元気な時でないとつらいなぁと、少し疲れ気味の私は思いました。特に『沙(いさご)の波』と『夕彩の波』は、ままならぬ人生とか人の思いが感じられて切なかったです。重里氏の解説『...
波って人生のようにも思えます。そんな風に感じる短編集でした。どの短編も切なさや侘しさがあり、一気に読むには心が元気な時でないとつらいなぁと、少し疲れ気味の私は思いました。特に『沙(いさご)の波』と『夕彩の波』は、ままならぬ人生とか人の思いが感じられて切なかったです。重里氏の解説『後ろめたさの由来』もとっても共感出来て良かったです。
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