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啄木 新しき明日の考察
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啄木 新しき明日の考察

池田功【著】

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啄木 新しき明日の考察

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新日本出版社
発売年月日 2012/03/16
JAN 9784406055673

啄木

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2023/02/08

【自由研究】『こころ』(5) (注:本書の感想は再読記録に記載しました) 我々は前回、武者小路実篤の『友情』が『こころ』のトリビュートであるという感想にたどり着きました。また《先生》が自殺したのは『こころ』の裏テーマである〔明治との決別〕のため、というところも考察しました。 そ...

【自由研究】『こころ』(5) (注:本書の感想は再読記録に記載しました) 我々は前回、武者小路実篤の『友情』が『こころ』のトリビュートであるという感想にたどり着きました。また《先生》が自殺したのは『こころ』の裏テーマである〔明治との決別〕のため、というところも考察しました。 そして啄木です。妄想は膨らみます。 ☁️☁️☁️☁️ 何と!啄木は漱石と朝日新聞社で同僚だったそうです。そして45歳の漱石は26歳の啄木の葬儀に立ち会っています。啄木の作品は漱石に影響を与えたのでしょうか?? 結論から言えば啄木の著作に漱石が言及した記録は見当たりませんでした…。 しかし!漱石は啄木にアドバイスしたりお見舞い金を出したりしたそうですから、何らかの作品は読んでいるに違いないと思うのです…。きっと…。 例えば、 「新しき明日(あす)の来(きた)るを信ずといふ/自分の言葉に/嘘はなけれどー」(『悲しき玩具』より) 『こころ』の中で《先生》は「私」に遺書を書いた際「心臓を破って」「血を」「浴びせ」ることで「あなたの胸に新らしい命が宿る事ができるなら満足です」(p.173)と凄まじい気魄で迫ります。 これは『こころ』で殆ど唯一若者に希望を託した場面であり、「新しき明日を信」じた、と読めなくもありません(無理やり…) もう一つの作品『時代閉塞の現状』で啄木は社会主義的な革命を夢見て闘っていきますが、漱石は明治を葬るだけでした。前々回の課題「漱石の罪」とはもしかしたら「闘わなかったこと」なのかも知れません。 ☁️☁️☁️☁️ うー根拠が弱すぎて妄想というよりもはや夢想です笑。原田マハさんならこの辺りのことを逆に面白い小説にしてくれそうですが…。 ちなみに出版年別に見ると 『悲しき玩具』が1912年。 『時代閉塞の現状』が1913年。 『こころ』は1914年。 啄木が先なので好都合です。(^ ^)/ 私は思いました。時代閉塞を感じていた漱石は啄木の著書を《こっそり》読んで明治との決別を企図したと!ー(lem説) 信じるか信じないかはあなた次第です! 自由研究タグ#こころ

Posted by ブクログ

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