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一生食べられる働き方 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2012/03/16 |
JAN | 9784569802817 |
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商品レビュー
3.4
21件のお客様レビュー
Google日本法人社長などを歴任された著者による働き方を指南する一冊。10年以上前の著書になります。 最初から終了直前まで、著者の半生を紹介しながら、そのときの決断した理由や背景が語られており、少し期待はずれな印象でした。 残り2章あたりで、当時のアメリカと日本の現状を比較し、...
Google日本法人社長などを歴任された著者による働き方を指南する一冊。10年以上前の著書になります。 最初から終了直前まで、著者の半生を紹介しながら、そのときの決断した理由や背景が語られており、少し期待はずれな印象でした。 残り2章あたりで、当時のアメリカと日本の現状を比較し、問題点の提起と解決策を述べています。10年前の内容とはいえ、雇用に関する状況はほとんど変わっていない状況に驚くとともに、わずかながらでも理想とする方向に進みつつあることを感じます。雇用の確保を優先するとはよく聞かれましたが、その意味を1つの会社に囲い込むことではなく、雇用の流動性を確保することで、社会全体として雇用を確保していくのは必要な考え方です。コロナと少子高齢化による人材不足により、図らずもその方向に動いている感じもします。 著者の言う「一生食べられる働き方」というのが東大で満足せず世界を目指す、くらいにしか感じられなかったので、働き方の話というより、日米比較で感じた社会制度の改革の話、といったほうがいいのかもしれません。 ▼自分の部下に「会社を踏み台にしなさい」とよく言うようになった。会社を軽視せよということではなく、職務経歴書を飾る材料を遠慮なく会社からもらえという意味 ▼経済にはトレンドがあるので、社会的役割を終えた企業が消えていくのは健全なこと。斜陽の会社が消えることで、優秀な人材が放出される。そして、新しい成長分野に人材が供給される。 次々に会社がつぶれ、リストラが繰り返されても、人材が新たな成長企業に移っていく道さえ確保さrていれば、全体としてみれば雇用は維持され、経済全体のダイナミズムも保たれる。 ▼雇用の流動性が確保されていないのは、日本にとって非常に大きな損失だといわざるをえない。日本では企業が正社員を解雇することは事実上不可能になっている。 雇用の流動性がないなかで雇用を維持するためにはどうするか。役割を終えたゾンビ企業を生き残らせ、むりやりそこに人材を閉じ込めておくしかない。そのためには公的資金も注入しなければならないし、おかしな規制も横行することになる。なにより、ゾンビ企業のなかで優秀だったはずの人材が腐っていくのが最大の問題 ▼「転社」を当然のことと考え、会社任せでなく、自分でキャリアをつくっていくという考え方が浸透すれば、現在の日本社会に漂っているなんともいえない陰鬱な空気も晴れていくのではないか。いくら景気が悪い、失業率も上がっているとはいっても、年間三万人も自殺者が出る日本の状況は明らかに異常 ▼日本人もアメリカ人にとってのキリスト教のような「垂直方向の軸」を持てれば、たとえ経済状況が厳しいままだとしても、自殺者も減るだろうし、社会全体の空気も明るくなるだろう。だからこそ、会社から離れた専門職としての安定感を手に入れていくことは、日本人にとっては非常に重要ではないか。 ▼日本の教育を見ると、先頭集団にいる子どもたちをエリート候補として後押しするどころか、むしろ足を引っ張っているように見受けられる。そもそも、最大の問題は、日本のエリート候補の教育が、最終的には東京大学に入学することを目標にしてしまっているところ ▼日本の教育のもう1つの問題は、年齢による制限をしてしまうこと ▼現在の日本の教育制度は、若い才能、頭脳に足かせをはめて、わざわざ可能性をつぶしているようにしか見えない。 <目次> 第1章 明日の食料に戦慄せよ 第2章 セールスを愛したエンジニア 第3章 自分の強みを活かす 第4章 成長する企業、消えていく企業 第5章 リスクを取れ!そうすれば変化がついてくる 第6章 あなたは世界をイメージできるか
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グーグルの元日本法人社長の村上憲郎さんの本。 「大局観」を持てるようになりたいと思った。目先の仕事も世界とつながっている。未知の分野に出会ったら首を突っ込み、疑問を解消してく事の大切さ。そうして無理にでも視野を広げる事が大局感を身につける事にも繋がっている。 著者は、「食うため...
グーグルの元日本法人社長の村上憲郎さんの本。 「大局観」を持てるようになりたいと思った。目先の仕事も世界とつながっている。未知の分野に出会ったら首を突っ込み、疑問を解消してく事の大切さ。そうして無理にでも視野を広げる事が大局感を身につける事にも繋がっている。 著者は、「食うため」に目の前の仕事に必死に食らいつくことと、頭の中で世界に思いを馳せる事を行き来しながら仕事をしてきたとの事。
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Googleの社長も努めた経験のある著者の一冊。 処世術というよりは著者の自叙伝・回顧録という感じ。
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