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濡れ肌未亡人 竹書房ラブロマン文庫
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濡れ肌未亡人 竹書房ラブロマン文庫

庵乃音人【著】

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濡れ肌未亡人 竹書房ラブロマン文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 竹書房
発売年月日 2012/03/12
JAN 9784812448731

濡れ肌未亡人

¥550

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2012/12/08

切なさに溢れるすれ違い物語

かつての恋人だった年上のメインヒロイン(今は未亡人)とその妹、そして職場で知り合ったOL……主人公を中心に織り成す3人の恋模様が、シンプルなタイトルに反して複雑に絡み合う切ない物語だった。10年もの長きに渡る積年の想いを持ち続ける主人公。その主人公に秘めた想いを寄せ続けていた妹。...

かつての恋人だった年上のメインヒロイン(今は未亡人)とその妹、そして職場で知り合ったOL……主人公を中心に織り成す3人の恋模様が、シンプルなタイトルに反して複雑に絡み合う切ない物語だった。10年もの長きに渡る積年の想いを持ち続ける主人公。その主人公に秘めた想いを寄せ続けていた妹。生真面目が故に控えめながらも芯と筋の通った、一途な想いを募らせていくOL。事情によりメインヒロインが特殊なポジションに立つために起こるすれ違いの切なさが全編を哀しげに包み込むのだが、だからこそ物語の転換と結末に希望と喜びを見出すことができる。そんな作品である。 いわゆる「黒本」の『妻の姉【二週間の秘園】』を除くと基本的には結末を1本に絞る傾向にある作者には弓月誠作品からの影響を個人的には感じているのだが、その本懐とも言える別れの切なさと再出発の喜びを大いに見せてくれた作品とも言えよう。 官能場面は、その質・量ともに申し分なし。秘め事っぽい色を孕んだ淫靡さが濃密な交わりに華を添えている。 実はもう1人、勤め先の女社長(人妻)がサブのサブヒロインといったポジションにいて、どうしても居なくてはならない存在でもないのだが、夫婦の揉め事に端を発した憂さ晴らしを主人公に求めるところがコミカルでもあり、クールな装いとたっぷりの熟女感の中で僅かに見せる可愛らしさがいいスパイスになっていた。この夫婦の紆余曲折と行く末が主人公とメインヒロインの2人の道筋を暗に示していると見るのは深読みのし過ぎだろうか。

DSK

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