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運命の日(上) ハヤカワ・ミステリ文庫
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運命の日(上) ハヤカワ・ミステリ文庫

デニスルヘイン【著】, 加賀山卓朗【訳】

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運命の日(上) ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2012/03/10
JAN 9784151744037

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商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

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2022/04/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

パトリックとアンジーのシリーズの作者だったので。 長い。 前作で恋愛小説に興味はないと書いたが、 警官のストライキとか、組合の創設はもっと興味がなかった。 警官の話ではあるが、 事件を解決する話ではない。 時代背景ということなのか、 ベーブルースの話が挿入されているが、 どこまでが実際の話なのかよくわからず、 こちらもちょっとめんどくさい。 (下巻に続く)

Posted by ブクログ

2021/02/17

当時の医療状況を考えると、インフルエンザの流行が現在のコロナ禍と重なる。人種や政治思想の分断もしかり。ミステリでは無く歴史小説かな。二人の結末はいかに。下巻へ。

Posted by ブクログ

2020/11/01

社会不安に揺れる1910年代のアメリカを、二人の青年の視点を通して描く。 まだ上巻を読み終えた段階ですが、物語のうねり、時代のうねりが徐々に近づいてきているようで、話のテンポはゆっくりなのですが、徐々に物語に引き込まれていきます。 第一次世界大戦の終わり。ロシアで起こった共産主...

社会不安に揺れる1910年代のアメリカを、二人の青年の視点を通して描く。 まだ上巻を読み終えた段階ですが、物語のうねり、時代のうねりが徐々に近づいてきているようで、話のテンポはゆっくりなのですが、徐々に物語に引き込まれていきます。 第一次世界大戦の終わり。ロシアで起こった共産主義の革命。致死性の高いインフルエンザの流行。止まらない物価の高騰。 社会が激動する時代に揺れる中、ボストン市警の警官・ダニーは、共産主義の犯罪者や、インフルエンザ患者の対応に追われる傍ら、ある指令が下される。 一方、おなかに赤ちゃんがいる妻がいながら、軍需工場を解雇されてしまった黒人青年のアーサー。経済的な不安と、家庭に収まりたくないという感情から、新しい仕事の傍ら、賭博のディーラーの仕事を副業として始めるが…… デニス・ルへインの作品を読むのは、短編集『コーパスへの道』クリント・イーストウッド監督で映画化もされている『ミスティック・リバー』続いて三作目。 両作品とも、描写がたっぷり描かれて、物語の動き出しまでは時間がかかる印象がありましたが、重厚な表現や物語の展開がハマれば、間違いなく印象的な作品になるものだと感じました。 この『運命の日』もテンポ自体はやはりゆっくり。プロローグ的に挟まれるルーサーと実在の野球選手であるベーブ・ルースの出会いから始まり、ダニー、ルーサー、それぞれの物語が展開されていきますが、二人の交わる点が見えてくるのは、上巻の終盤400ページを超えたあたりから。 テンポはゆっくりですが、物語自体は波乱万丈です。ディーラーの副業を始めたルーサーは、そこのお金を着服してしまう。 それが組織のボスにばれてしまい、致死性の高いインフルエンザの感染者たちから、借金を取り立てて回る命令を下されることに。 一方でダニーは、相棒がそのインフルエンザに感染、さらにスパイとして警察がマークする組合にスパイとして潜入したり、ロシア革命以降、活発化しているテロリストの爆破を阻止したり、淡い人間関係も描かれたり、そして、警官たちのストライキ計画と、こちらも内容は盛りだくさん。 こうやって書くと、テンション高めの物語になりそうなのに、あくまでどっしりと腰を落ち着け、丁寧すぎるほど丁寧に物語を語る、ルへインの語り口はやはり絶品の一言に尽きます! 物語の落としどころは、まだまだ見えてきません。でも『運命の日』というタイトル通り、それぞれの個人と社会、それぞれの人生と歴史の運命が、うなりをあげているような感覚は確かに高まってきていて、下巻の展開も自然と期待してしまいます。 2009年版このミステリーがすごい! 海外部門3位

Posted by ブクログ

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