1,800円以上の注文で送料無料

遠い勝鬨
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1221-05-07

遠い勝鬨

村木嵐【著】

追加する に追加する

遠い勝鬨

定価 ¥1,815

220 定価より1,595円(87%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2012/02/22
JAN 9784163812205

遠い勝鬨

¥220

商品レビュー

4

4件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/02/05

知恵伊豆と呼ばれ、三代将軍家光の全幅の信頼を得ていた松平信綱。彼が実子のように信頼していた少年、小太郎。少年時代から神童と呼ばれ、信綱の意向で長崎に下り、医学を学ぶ。長じて医者(南蛮医)となる。江戸に凱旋するが、信綱の出世を快く思わない政敵などの暗躍で、本人の意向とは別のところで...

知恵伊豆と呼ばれ、三代将軍家光の全幅の信頼を得ていた松平信綱。彼が実子のように信頼していた少年、小太郎。少年時代から神童と呼ばれ、信綱の意向で長崎に下り、医学を学ぶ。長じて医者(南蛮医)となる。江戸に凱旋するが、信綱の出世を快く思わない政敵などの暗躍で、本人の意向とは別のところでキリシタンとの関係を取り沙汰される。折しも飢饉が続き、島原では不穏な動きが目立つようになり、その取り締まりとして信綱が抜擢され、軍を率いて鎮圧に向かう。小太郎の青年期に起こったことが徐々に判明していっても、二人の信頼関係は揺るがないのだが、、、。キリスト教に対する徳川の苛烈な取り締まりは、小説を読むだけでも心が揺さぶられる。村木さんの本は「マグガリータ」以来だが、期待以上の内容で大満足。

Posted by ブクログ

2014/08/24

著者は司馬遼太郎家に勤めていた女性で、司馬氏に「むら気らん子さん」とあだ名されたことから、このペンネームが生まれたらしい。 この作品は徳川家光・家綱の時代に活躍した松平信綱が主人公だが、作中で大きな役割を果たすのは、事情あって信綱の養子となった美少年(架空の人物)の存在。作品には...

著者は司馬遼太郎家に勤めていた女性で、司馬氏に「むら気らん子さん」とあだ名されたことから、このペンネームが生まれたらしい。 この作品は徳川家光・家綱の時代に活躍した松平信綱が主人公だが、作中で大きな役割を果たすのは、事情あって信綱の養子となった美少年(架空の人物)の存在。作品には伏線が多く、推理小説を読むかのような面白さがあった。

Posted by ブクログ

2014/03/26

『マルガリータ』を書いた時、弾圧する側の人物信綱も書こうと思ったそうだ。「立場も生き方も違った人々が、そのとき胸に抱いた思いを書きたかった」とは著者の弁。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す