綺譚の島 ミステリー・リーグ

小島正樹【著】

• 販売会社／発売会社: 原書房
• 発売年月日: 2012/02/24
• JAN: 9784562047703

商品レビュー

2021/06/25

06月-29。3.0点。
小さな島で行われる祭り。それは、男4人が「贄」と呼ばれる島の女性（くじ引き）と行う儀式。。。

儀式後に悲劇がつづく。。
探偵海老原シリーズ。孤島、因習、ドロドロした人間関係。トリックの壮大さは相変わらずだが、今回は叙述トリック的要素も。

2018/05/30

他人の血を流し続けた因縁の綺譚に島民の身勝手さが浮き彫りになって次第にゲンナリ。こんな男だけに都合いい因習で怨みを鎮められるわけないだろ！と怒りがふつふつと湧いてくる。その感情もあって久賀沼家、犯人、動機その他諸々がどうも釈然としなかったな。儀式の名を借りたこんな卑劣な犯罪に誰も異を唱えず従っているのが不思議。そこに無理を感じてしまった。
とはいえ、小島作品一、二を争う超常現象トリックの大胆かつトンデモな真相には仰天。苦笑いしつつも、その発想前代未聞です…と降参せずにはいられない。

2018/05/26

孤島、因習、見立て、怪奇現象、名探偵。今回も素晴らしいガジェットに囲まれた作品で良かった。相変わらずの壮大なトンデモトリックで付いていけない。