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電力改革 エネルギー政策の歴史的大転換 講談社現代新書
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電力改革 エネルギー政策の歴史的大転換 講談社現代新書

橘川武郎【著】

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電力改革 エネルギー政策の歴史的大転換 講談社現代新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/02/18
JAN 9784062881456

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商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2017/01/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012年刊。著者は一橋大学大学院商学研究科教授。◆産業の深刻な問題を根本から解決するためには、理念や理論を当該産業の歴史的文脈に即す必要がある上、多大なエネルギーを要するこの問題の解決には当該企業・産業が内包する発展のダイナミズムが求められるところ、往々にして潜在化するこのダイナミズムを析出するには当該産業の史的変遷をつぶさに観察する必要がある。かかる観点、すなわち応用経営史の観点から、フクシマ以降の国内電力産業の進展を本書は解読する。◆そういう意味で、電力産業の史的展開は詳しい。が、それだけに止まる。 確かに、原子力発電は畳まれるべきものと見る点、その根拠を使用済み核燃料の処理が不可能(バックエンド問題)とする点も同感だ。そして、その解決をリアル目線で、というのも同様。◇しかし、①原発を各電力会社から分離し国営化するというだけで(これ自体情報の透明性を如何に図るかへの懸念大)、著者が挙げる原発縮小シナリオの何れが適かを開陳しない。②再生可能エネルギーにおける最重要項目とする蓄電池開発の現状・将来像の説明が皆無。③節電の需要サイドのアプローチが重要というが、その方法が料金体系だけという……。 加えて、④北・東北間の連係線、東西間の周波数変換装置の拡充・充実は良いとしても、北・東北の発電総量を増す方法論とその程度(数値化)が全く示されない。⑤競争こそ効率性アップの方途としておきながら、九電体制の維持を言う理由が不明。⑥2013年以降の停電リスク忌避企業の海外移転(=原発稼働の必要性の最大の理由)について、具体的業種、数値、その合計損失を全く挙げない。等々。⑦送配電分離と統合との長短比較も舌足らず。特に垂直統合の経済性(高効率性?)ありの点が説明なし。

Posted by ブクログ

2014/08/28

【読書その265】「今後のエネルギー政策に関する有識者会議」、「総合資源エネルギー調査会基本問題委員会」等の委員を歴任する、一橋大学商学部教授の橘川武郎氏の著書。 エネルギー政策をめぐる、これまでの歴史的変遷を学ぶ。「リアルでポジティブな提案」という言葉にひかれる。

Posted by ブクログ

2014/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

メモ:日本のエネルギー政策の歴史がわかりやすくまとめてあった。 原子力政策についても、発送電分離等の議論についてもメリットとデメリットを併記しており、理解がし易かった。 ◯ 今後のエネルギー政策 何かと発送電分離をして、電力を自由化しようという議論がある。けれど、橘川武郎さんは発送電分離は行わず、現在の9電力(沖縄電力を含めると10)の1地域1社の区割りを撤廃することで自由化すればよいとしている。その理由としては分離することで特に利益の薄い送電部門のインセンティブを維持し、安定した供給を促すためとしている。 但し、自由化が必要ないという意味ではない。電力各社は原子力発電政策を推進する過程で国策民営になっており、民間としての活力が失われており、再興する為にも自由化は必要。 ・原子力事業のみを国が引き取り、電力会社は競争していくのが良い。 ・核廃棄物は全て再処理ではなく、現実を踏まえ、直接廃棄も選択肢に加えるべき。 ・電源開発促進税などは、国が徴収して配分する方式を止め、原発立地地域に移管する。 ◯ 日本の電力の歴史 第3章は大小幾つもの電力会社、電灯会社が羅列され、理解しづらかった。 火力メイン、水力メイン、火力メイン、火力メイン+原子力 という歴史を歩んできている。 当初電気は照明の為のエネルギーであって、動力等に変換する為の電力としての需要は少なかった。 その後、工場の機械が電力で動くようになり、第三次産業の出現、エアコンの出現でピーク時間は冬の夕刻から夏の昼へと映っていった。 水力発電の出現は高圧送電のとセットであり、電力の供給源と需要地が遠距離になることはここから始まった。コストが安く、常に一定の電力を発生する水力発電の出現は、昼間の電気の使用が広がった。 原子力は1973年のオイルショック以降に大きく伸び、86年のチェルノブイリや90年代後半に発生したもんじゅのナトリウム漏れ等のイメージダウンを起こすも、1997京都議定書などの目標が示される中、ゼロエミッションのエネルギーとして注目度が上がった。

Posted by ブクログ

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