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七夕の国(文庫版)(3) 小学館文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2012/02/15 |
JAN | 9784091961198 |
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七夕の国(文庫版)(3)
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんだろう、ラストに向かって話が進む段で一気にありがちな話になってしまったような、いやこれで正しいような不思議な感覚がある。 描こうとしている話は案外陳腐なもので、実は世界なんてのはこんなものなのかも知れない。 考えすぎて行ってしまった頼之と残った南丸、寄生獣も青年誌的なアプローチで描かれた純粋なヒーローものの要素があったが、これもバトルものの主人公たちが戦いながら導き出した結論を、青年誌的なアプローチで導き出した話では、と思った。 もうちょっと派手なバトル要素があれば、立派な少年バトル漫画になったんだろうな。
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つまり傲慢や怠惰 プラスの工夫 頭脳明晰な方です 逗留する 敬う 如何にもヘリポート的な形 松明たいまつ 誘導灯 首に絡む見えない鎖 堪らない恐怖と孤独 交配実験の素材 未知との遭遇 夏至の日の夕暮れ カササギの旗 神官しんかん 世界は目で見えている大きさの百倍も千倍も広いんだぜ...
つまり傲慢や怠惰 プラスの工夫 頭脳明晰な方です 逗留する 敬う 如何にもヘリポート的な形 松明たいまつ 誘導灯 首に絡む見えない鎖 堪らない恐怖と孤独 交配実験の素材 未知との遭遇 夏至の日の夕暮れ カササギの旗 神官しんかん 世界は目で見えている大きさの百倍も千倍も広いんだぜ! 盛土 天の川の彼方より…誰かが迎えに来てくれる事を信じて… いわあきひとし岩明均 めいそうじょうき明窓浄机に端座して センチネル歩哨ほしょう 葬送儀礼を司る人 揚言ようげん ライ麦畑のキャッチャー クレイジーな崖っぷち 人間的意味の崩落は食い止められている 理路 混合態 画像的に表象されている アマルガム もって以って嚆矢とする 身体的な条理が存在する 人間ならざるものの共生 太古の生物の記憶 内田樹たつる
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さすが岩明氏の漫画だけあって、安定して面白いです。 「寄生獣」や「ヒストリエ」に比べると若干見劣りする感は否めないですが、歴史や民俗が絡んでくるので、そういうのが好きな方にはおすすめです。 3巻末に収録の内田樹氏の解説も、とてもよいです。 内田氏は、これは「センチネル」の物...
さすが岩明氏の漫画だけあって、安定して面白いです。 「寄生獣」や「ヒストリエ」に比べると若干見劣りする感は否めないですが、歴史や民俗が絡んでくるので、そういうのが好きな方にはおすすめです。 3巻末に収録の内田樹氏の解説も、とてもよいです。 内田氏は、これは「センチネル」の物語だと言う。 「センチネル」とは、歩哨の意だが、「人間的世界がカオスの淵に呑み込まれないように、崖っぷちに立って毎日数センチずつじりじりと押し戻す仕事」を指している。 要は、「境界」にいて、「こちら側」の人間が「あちら側」へ落っこちないようにする役目のことだろう。 本書で言えば、主人公のナン丸が「センチネル」の役割を果たし、ヒロインの幸子が「こちら側」から、「あちら側」(=頼之)の下へ行かないようにする。 最近のSFは、「こちら側」だけの物語や、「あちら側」だけの物語で閉じてしまっているものが多いように感じられていたので(いわゆる「セカイ系」は、「こちら側」もしくは「あちら側」の中だけで「ボクとキミの閉じられた世界」を創っている)、その中で本作は割り切れない、何かよく分からないものがいるリアルで不条理(=身体的な条理)な世界観を描いていておもしろい。 日本のヒーローには、「境界」的な出自を持った者が多い。代表的な例では、仮面ライダー(ショッカーの改造人間)やゲゲゲの鬼太郎(幽霊族と人間の子)など。 その意味でも、とても日本的で、これからも語り継ぐべき「センチネルの物語」かもしれない。 また、山の中の村の描写など、ストーリーや設定もよくできています。「ひぐらしのなく頃に」などに影響を与えたと聞いて、さもありなんと思いました。(SAT?SWAT?みたいな黒ずくめの山狗とか) オチはありきたりですが、ストーリーはよくできているし、歴史や民俗、よく分からないものが好きな人にはおすすめの一冊です。 そういえば、「寄生獣」がとうとう映画化するそうで、めでたいです。
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