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いつも異国の空の下 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2012/02/07 |
JAN | 9784309411323 |
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いつも異国の空の下
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
終戦間もない昭和25年異国に旅立ち、日本人歌手として海外を回った石井好子さんの約8年間を綴ったエッセイ。 出国当初は会話にも不自由する中全く知らない土地で女ひとり生活出来る所、行動力と社交性の高さを感じ、自発性に乏しい自分と比較して感服しきり。 文庫になる前の本は1959年に...
終戦間もない昭和25年異国に旅立ち、日本人歌手として海外を回った石井好子さんの約8年間を綴ったエッセイ。 出国当初は会話にも不自由する中全く知らない土地で女ひとり生活出来る所、行動力と社交性の高さを感じ、自発性に乏しい自分と比較して感服しきり。 文庫になる前の本は1959年に発行されたものだそうですが、飾らない素直な言葉で綴られていて、今読んでも鮮やかです。一歩間違えたら悪口? というような友人たちへの評価も、きっと本当に彼ら、彼女らが大切で心配していたからこそ書いたのかなという気がします。 そんな現地の友人との交流などが密に描かれていますが、日本や第二の故郷であるパリへの郷愁が本を通じて伝わってきて、どこか物悲しさも漂う一冊。 石井さんの他のエッセイを読んでいると内容的にかぶっている所もありますが、何処で何をし、何を思い誰と仲良くなったのか等が掘り下げられていて、その時代にこんなに活動的な女性がいたのかと驚くとともに、当時の日本・海外を知る意味でも興味深い。
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「生活」で面白かったです。1950年代の8年間、欧米で一人で生きるバイタリティーに圧倒されました。 表現が率直過ぎる…と思ったところも、石井好子さんの周りの人々がリアルに浮かび上がってきて面白いです。周りのショービジネス界に生きる方々もそれぞれバイタリティー溢れている。華やかだけどシビアで、キラキラばかりじゃないところも好きでした。 一章しか割かれてないけどキューバは衝撃…マリアもたいへん濃い人物ではありましたが。 藤田嗣治とアルベルト・ジャコメッティ…凄い。。 欧米とひとくくりにしてしまっていますが、フランス、スペイン、再びフランス、キューバ、アメリカ、最後にまたフランス…なんとなく、パリで1番生き生きとされてる印象です。日本でさえちょっと居心地悪そう。 好子さん、かなり客観的というか第三者目線なところが凄いバランス感覚だなぁと思います。でもそんなところも、好子さんにとってはあとがきに書かれてたような心持ちになるのかもしれません。
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石井好子さんの海外での暮らしのエッセイ。 女ひとり〜ではナチュリストでの一年を中心に書いていたけど、こちらはアメリカやヨーロッパ巡業の思い出も盛り沢山。 その分一つ一つのエピソードはサラッとしてるかも。 異国の地で物怖じせず、その地に馴染む姿に憧れる。
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