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「国語」という思想 近代日本の言語認識 岩波現代文庫 学術263
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2012/02/18 |
JAN | 9784006002633 |
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「国語」という思想
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岩波現代文庫 イヨンスク 「国語という思想」 帝国主義時代の日本思想史を国語概念から論じた本。「韓国併合」「満州国建設」「大東亜共栄圏提唱」の愚かな歴史が、どのような思想から行われたのか、よくわかる 上田万年 保科孝一 という国語学者を初めて知った。日本を焼け野原...
岩波現代文庫 イヨンスク 「国語という思想」 帝国主義時代の日本思想史を国語概念から論じた本。「韓国併合」「満州国建設」「大東亜共栄圏提唱」の愚かな歴史が、どのような思想から行われたのか、よくわかる 上田万年 保科孝一 という国語学者を初めて知った。日本を焼け野原にしたのは、国語学者じゃないか?と思う。国語学者の反論本があったら読みたい 国語の概念定義が難しいが、単に 日本語という意味でなく、思想や政策の一つであり、国体と結びついた概念として捉えている。国語の意識の目覚めを 国家意識や帝国意識の高揚の中に見出している
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明治から昭和にかけての日本人の日本語に対する考え方が網羅的に知ることができた。 植民地という世界情勢の中で、多言語国家という認識がもたらした同化政策と国語教育。 保科孝一にスポットを当て、明治前と明治後の断絶、戦前と戦後の連続を明確に示している。
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私たちにとっては、あまりにも自明となっている「国語」という概念が、いつ、どのようにして、誰によって成立させられたのか、「国語」の歴史的起源の考古学的探索。 「言語」の政治性と言う問題は、序論でも書かれている通り、明らかにベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』あたりをモチー...
私たちにとっては、あまりにも自明となっている「国語」という概念が、いつ、どのようにして、誰によって成立させられたのか、「国語」の歴史的起源の考古学的探索。 「言語」の政治性と言う問題は、序論でも書かれている通り、明らかにベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』あたりをモチーフにしていて、大変面白いのだが、本書におけるもう一つの(隠れた?)モチーフは、知=権力というフーコー的な問題だろう。「国語学」と「言語学」の差異や、「国語学」の成立背景など。
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