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あなたの中の異常心理 幻冬舎新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2012/01/28 |
JAN | 9784344982451 |
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あなたの中の異常心理
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商品レビュー
3.8
52件のお客様レビュー
文豪や思想家や哲学者などなど 病み方がエグい。 ほとんどが親からの愛情不足や歪み 精神が不安定になってしまうらしい…
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誰にでも異常心理の萌芽はあり、 どんなにメンタルが絡まっても、根本を辿れば解せるのだということが分かった。 過去の、苦しんだ&苦しませた人々に思いを馳せると共に、 現代の人々が、苦しみから逃れる所に辿り着けるようにと、願ってやまない。 題名に惹かれて読み始めたのだが、あ...
誰にでも異常心理の萌芽はあり、 どんなにメンタルが絡まっても、根本を辿れば解せるのだということが分かった。 過去の、苦しんだ&苦しませた人々に思いを馳せると共に、 現代の人々が、苦しみから逃れる所に辿り着けるようにと、願ってやまない。 題名に惹かれて読み始めたのだが、あなたの=私達自身の事だと気づいた。
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程度があるかはわからないが、周囲から完璧主義と言われる自分は読みながら少し恐怖を覚えた。こうでなければいけない、こうあるべきだという自分の中のレベル感が、周囲の行動が許せず、なぜ出来ないのか、何故手を抜くのかと強いフラストレーションの感情を生み出すことが多くある。一年で360日程...
程度があるかはわからないが、周囲から完璧主義と言われる自分は読みながら少し恐怖を覚えた。こうでなければいけない、こうあるべきだという自分の中のレベル感が、周囲の行動が許せず、なぜ出来ないのか、何故手を抜くのかと強いフラストレーションの感情を生み出すことが多くある。一年で360日程度は頭痛にも悩まされ、年に数回は吐き気がする程の痛みが襲う。それも朝からずっと痛いと言うより、ある極度の緊張状態や緊迫した状況に陥った直後に現れる。その様な状況ではしばしばこめかみ辺りを強く押しすぎて場合によっては出血してる。恐らくは、いやほぼ間違いなく精神的な不調から来ている事は自分でも理解している。 人には二面性があると言われる。優しくて思いやりがあって周囲からも真面目だと言われる自分、一方でニュースで流れる凄惨な事故や事件を見て、被害者(大抵は血が流れた映像や死体)が映り込んでいないか探す自分。見たくないと心の中では思いながらも、海外動画で戦争やテロの映像を探してしまう自分。ハッと気づくと言うよりは、探している自分もいたって冷静で、「こんな事して何になる」と自問自答していることもある。私はまだ普通に生活しており、事件なども起こしておらず、それなりの地位もビジネス上は得ている。ごく普通の人間だとも思うし、きっと恐らくは周りにも似た様な人は多いはずだ。理性や羞恥心、道徳心がしっかり自分を安全な檻の中に閉じ込める番人になってくれている。 幼い頃は両親が共働きだったこともあり、3歳にして独りでバスに乗り遠い街の(今なら大した距離でもない)医者に通っていた事もあるし、当然ながら鍵っ子で幼少期を過ごした。母や父から何不自由なく与えられ、習い事も沢山やらせてもらったが、面と向かって愛情を注がれるといったシーンは記憶に全くない。寧ろ家のお金を持ち出して、友達に派手に奢ったり、親の前でタバコを吸って怒られた場面をよく覚えている。現在の私は親とは離れて暮らしているものの、健在の両親を深く愛しているし、長生きを心の底から願い大切な存在として疑う余地もない。恨みなどはこれっぽちもない。 この感情が私にとっては真実以外に考えられないが、本書を読んでいると幼少期の行動を色々思い出す。当時は自然と親の愛情を求めた行動をしていたようだ。もし、そうした意識することのない記憶の片隅に、自分の知らない自分が居たら。本書を読み終わった直後の恐怖は正にそれだった。 本書は全般、人間が持つ二面性について具体例や著名な人物の過去を紹介しながら解説していく。前述の一般的には良い人間が、裏で持っている真逆の心理について「異常心理」として、その代表的な行動と心理状態、それに至る原因と経緯について説明してくれる。一つ一つの例が背景に大きな物語を抱えているので、登場人物に関する伝記や著作などにも興味が沸く。何より読者は自分の中にある黒い影を探す事に興味を持つだろう。場合によっては周囲に似た様な行動をする人物に当たったりもして、現実世界と非日常を行ったり来たりしながら読み進める事になるだろう。 そして最後に、いつまで自分が正しい自分で居られるか、いや本当の自分はどちらなのか疑問と不安と自信とが入り混じった複雑な心境に陥るかもしれない。その様な心理状態になっても、原因やプロセスを知っておく事で、またいつもの様に「普通」の自分で居られるかもしれない。
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