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流刑 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2012/02/18 |
JAN | 9784003271438 |
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流刑
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
実体験を主人公に仮託した自伝小説 反ファシズム活動の罪で 南イタリアの僻村へ移送された 人権を奪われた者の 研ぎ澄まされた感性の開放が静かで美しい 近くて遠い海との間合いが 対人関係の心理を定義しているのか 詩情溢れる物語の構成も 主人公の沈痛な心情に迫っていた
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1970年前後、パヴェーゼは学生の間に人気があった。 ある先輩は、「僕たちもパヴェーゼやポール・ニザンを読むようになるのか」と、嘆くように語ったものだ。 訳者・河島英昭は、イタリア文学の名翻訳者で、「ウンガレッティ全詩集」、「クァジーモド全詩集」(いずれも筑摩書房・刊、未読)等の翻訳もある。 関係詞につながる長文、詩的な表現もそのまま、翻訳されている。
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『流刑』はパヴェーゼがかつて政治的な理由で実際に流刑に遭ったことがもとにあるらしい。 主人公であるステーファノと、村の男たち。そして、エーレナや男達の話の中に出てくる女の姿。心の内に暗いものをもったステーファノの眼で、彼らが描かれていく。エーレナとのやりとりは熱を帯びているが、どこか暗い部分に引っ張られるステーファノの体の熱は、放つ先がないような息苦しさを感じさせる。 田舎の山や海は描かれるけれど、モノクロ写真のような陰りをいつも感じる。ステーファノの行き先の熱に対して、どこか乾いた印象の風景を読んでいて感じた。昼間なのに、家の構造のせいで薄暗く感じる部屋。その中でぼんやりとものを考える時のことがなんとなく思い出される。この薄暗さは嫌いではない。
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