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アイアン・ハウス ハヤカワ・ミステリ1855
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2012/01/26 |
| JAN | 9784150018559 |
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アイアン・ハウス
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アイアン・ハウス
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
孤児院で育ち、生き別れた兄弟。兄は殺し屋に、弟は作家になった。二人が出逢ったときから再び苦悩が広がっていく。 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 ポケミス555ページの力作。本が重かった。内容もまた一段と重く、面白かった。 貧困...
孤児院で育ち、生き別れた兄弟。兄は殺し屋に、弟は作家になった。二人が出逢ったときから再び苦悩が広がっていく。 ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。 ポケミス555ページの力作。本が重かった。内容もまた一段と重く、面白かった。 貧困の中の、それも極貧の生活ではどんな人間もまともに生きてはいけないだろう。アイアン・マウンテンの奥、崩れかけた孤児院から始まるこの物語は、弱い弟の生活と、兄の強さゆえに味わう悲哀の深さがより深く、こころに残る。 アイアンハウスは戦後の負傷兵の収容所だった。そこを孤児院にしたときは、すでに時の流れで崩れかけた骸のような建物になっていた。 荒廃は建物だけでなく、収容された子どもたちの心までも荒れ果て、中では暴力と盗みが横行していた。 孤児院にいた親に捨てられた兄弟、弟のジュリアンは弱く、常に獲物になり虐待を受けていた。これを兄のマイケルがかばってきた。しかし追い詰められたジュリアンは、ヘネシーというボスを刺してしまう。 兄はその罪を代わり、孤児院からのがれ出る。 そのとき皮肉にも兄弟を引き取りに、上院議員夫人が来たところだった。 富豪の妻になった女は、残ったジュリアンを引き取り、目を向けた窓の外を、汚れた子どもが走って逃げるのを見た。 23年後、ジュリアンは流行作家になっていた。 一方マイケルは、孤児を集めてさまざまな生きるすべを探しながら、したたかに成長していった。 ギャングのボスがマイケルを見つけて手下にした。いつかボスとは親子のような情愛が生まれていたが、ボスは末期がんの苦痛の中でマイケルに殺してくれと頼む。ボスの莫大な遺産は、できの悪い息子にではなく、マイケルに託され、それが闘争の元になった。 ボスの息子たちはマイケルを追って、銀行口座や暗証番号を聞き出そうとする。 マイケルには妊娠中の妻がいたボスが死ぬ前に組織から抜ける許しを得ていたが、それで、妻も危なくなる。 妻はおびえ、子どものために姿を隠したいという、マイケルは別れが来たと知る。 妻は空港から故郷に帰り、マイケルは孤独と苦痛にさいなまれる。 ギャングとの闘争は目を覆うばかりに生々しくおぞましい。だがそこをくぐりぬけ、追っ手を逃れてたどり着いた屋敷でジュリアンと再会する。 23年経って二人はよく似た顔立ちになっていた。 だが、その屋敷内の湖で、孤児院当時ジュアリアンを虐待したメンバーが次々に殺されて沈められていった。 マイケルはほかの幼い子どもの中から、兄弟だけを引き取ろうとした上院議員夫人の過去を突き止める。 極貧がいかに過酷に神経を蝕むか、いじめられた恐怖がどのように尾を引いているか、哀切極まりない過去が、現在でもまだ癒えず、兄弟はそれから逃れるために命をかける。 ジュリアンは、夫人に守られ成長したが、子ども時代の悪夢からは開放されていなかった。 ジュリアンは弱く、マイケルは強い、それぞれが背負った運命と戦う様子が重く、したたかに語られている。 予想以上の力作だった。精神の異常をきたしたジュリアンのことも、やはり状況によっては必要だったかも知れない。弱さを書きつくしているので、予想される展開ではあるが。物語りのひとつの要素でもあるか。 ギャングとの闘争シーンや、残酷な描写は前作と少し違った荒々しさがあるが、彼の新しい面を見せている。 夫人と運転手の繋がり、かっての孤児院の監督者と頭の怪我で子どものままの孤児との暮らし。 複雑な過去も全てにかたちをつけ、解決に導いたジョン・ハートに拍手を送る。
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凄腕の殺し屋マイケル。彼女が妊娠したことをきっかけに、組織を抜けることを決心した。組織のボスが死に、マイケルを抜けさせないように、組織はマイケルを追いかける。マイケルの彼女を拉致し、マイケルの弟にも被害を加えようとしていた。 マイケルには孤児院で共に育った弟がいたのだ。弟は...
凄腕の殺し屋マイケル。彼女が妊娠したことをきっかけに、組織を抜けることを決心した。組織のボスが死に、マイケルを抜けさせないように、組織はマイケルを追いかける。マイケルの彼女を拉致し、マイケルの弟にも被害を加えようとしていた。 マイケルには孤児院で共に育った弟がいたのだ。弟は上院議員の家庭に養子として迎えられ、金に不自由なく暮らしていたが、心を病んでいた。 話は単純ではなく、マイケルの過去であったり、弟が養子に行った先の母親との関係も興味深い。 マイケルの強さ、彼女への愛、弟への愛情。単にドンパチな物語ではなく、ミステリーとしての面白さも十分だ。
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殺し屋が主人公というところ、家族がテーマではあるもののその主軸が兄弟と言うところが今までとは違う。相変わらず濃厚な文章で緻密に作品世界が構築されていて、組織から逃げる殺し屋と追撃する仲間、などという単純な図式ではなく、後半は連続殺人が絡むちょっとミステリータッチの展開も描かれてい...
殺し屋が主人公というところ、家族がテーマではあるもののその主軸が兄弟と言うところが今までとは違う。相変わらず濃厚な文章で緻密に作品世界が構築されていて、組織から逃げる殺し屋と追撃する仲間、などという単純な図式ではなく、後半は連続殺人が絡むちょっとミステリータッチの展開も描かれていて盛りだくさん。そして男と女、母親と息子、娘、兄弟…等々切ない人間関係がじっくりと描かれるが読後感は意外と爽やか。 ただ、中盤がだれるのが残念だし、あそこまで視点を変える必要があるのかな?
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