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アクセスデモクラシー論 新アクセス・シリーズ
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アクセスデモクラシー論 新アクセス・シリーズ

齋藤純一, 田村哲樹【編】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済評論社
発売年月日 2012/01/25
JAN 9784818821941

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2017/05/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

1冊目は「アクセス・デモクラシー論」政治学の本です。しっかしこの本内容難し~い。したがって一番分かったところだけピックアップして紹介します。 お題は「デモクラシーにおける古典と現代」という章です。 まずここでは、デモクラシーを「政治体制」の呼び名と考える。そして政治体制を、一定の地理的領域内の住民を構成員とする人的共同体を拘束する決定に到達するための、ルールや手続きの束とみなす。 では、デモクラシーというものはどういうものか?「人民による支配」というような抽象的な命題から演繹的に推論を重ねるのは不可能である。どうしても帰納的な推論に頼らざるを得ない。 今日われわれが一般に「デモクラシー」と観念する政治体制は以下のものである。 1.選挙で選出される公職者 2.自由かつ公正な選挙 3.包摂的な選挙権 4.公職に立候補する権利 5.表現の自由 6.代替的な情報 7.結社の自立性 等があげられる。これらの制度的条件を高いレベルで満たす政治体制を、以下では「現代デモクラシー」と呼ぶ。 したがって、現代デモクラシーの最も基本的な構造は、政治共同体の構成員の中から自由で公正な普通選挙で選出した人々に政治的決定力を集中させることである。 ところが、このような政治体制としての現代デモクラシーを帰納的に措定すると、もう一つの政治体制が「デモクラシー」の候補として呼び込まれる。それは古代ギリシャのポリスにおいて広く採用されていた「デモクラティア」と呼ばれた政治体制である。 これを「古典デモクラシー」と呼ぶことにする。 それは以下の5つの「基準」を満たすような政治的決定への到達手続きである。 1.投票における平等 2.実質的な参加 3.啓発された理解 4.アジェンダの最終的支配 5.包摂 重要なのは古典デモクラシーが政治的決定者を創出する選挙とは無縁であり、そのもとでは市民が政治的決定力を握っているということ、そして政治的決定過程への参画に際し、本人が政治的決定力を行使したいと思うかどうかである。 古典デモクラシーの短所としては、手続きとして問題があるということである。特に、反対や賛成といった選考の強度を十分に考慮に入れられないがゆえに、投票決定が暴力的過ぎる可能性があることだ。 現代デモクラシーは、それと対立する古典デモクラシーに安易に頼れないはずである。ところが政治決定者と市民の間で分業体制を採用することの意味や利点が十分に理解されてないとき、ひとはこの依存症に簡単に陥り、分業体制の意味や利点を探る試み自体がおざなりにされ、結局それらは不明なまま放置される。 この悪循環のもとに残存するのは、政治的決定者と市民の一体化といった、妙な主張がアピールする可能性であろう。その(何度目かの)現実化は、ぜひとも避けなければならない。

Posted by ブクログ

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