シャーロック・ホームズ&イレギュラーズ(4) 最後の対決

T.マック, M.シトリン【著】, 金原瑞人, 相山夏奏【共訳】

• 販売会社／発売会社: 文溪堂
• 発売年月日: 2012/01/23
• JAN: 9784894235649

商品レビュー

2013/01/15

完結～！。
よく考えると事件らしき事件は起こってないような気が・・・・・。
ひたすらそれぞれが追いかけっこをしていたような。
でも、おもしろかった。

政府高官の子供になりすましてちゃっかりスイートルームに泊まったところがおもしろかった。
オジーの機転はすばらしい。
危険が多いほどわくわくする。そんな様子のオジーに対し、
ウィギンズが自分にはそーゆーところはないと思うところが印象的。
親友で、いろんな事件をくぐりぬけてきたわけだし、
一緒になって冒険を楽しむ、とゆーか、のめり込む、とゆーか
そーゆー感じなのかと思ってたけど、
意外とウィギンズは堅実派なのかも。

語りはやはりイレギュラーズのメンバーだった。
けどウィギンズだとすると、ずいぶんな年じゃないっけ？
他のみんなは死んでるってゆー設定なのかしら？じゃないと
秘密が秘密じゃなくなってるもんね。

最後の事件、どうなるのかとおもってたら、ライヘンバッハの滝、がでてきたので、あれっ、これはまさかそーゆー展開？？っと。
オリジナルな展開を期待してたのでちょっと残念。
そーなると、落ちる、しか、ないよなーっと思いながら読む。

結局オジーは誰の子なのだ？
ホームズの子って線も一応残ってるのか？？
モリアーティの子ってのを予想してたんだが、
彼のあの様子とか全部オジーを利用するためのものだったとすれば
違うんだろーし・・・・・。
どうなんんだろ？あの態度は悪人の企みのうちだったのか、それとも・・・？
うーん、それはもう滝の底に沈んだまま、とゆーことか。

せっかくホームズとオジーのふたり旅、となるんなら、
この２人での事件解決もの、読みたいなー。

これで完結。あーおもしろかった。
イラストも素敵だったし、よかったよかった。

2012/09/15

シリーズ最終巻です。ホームズ最後の事件のサイドストーリーになっている。ライヘンバッハへむかう物語ですよ。スイスまでの旅が、どう汽車をおりて、どう向かったかが、その陰にいた少年たち。自然な形で描かれていて、おもしろい。
あの、ワトソンにニセの伝言をつたえたのが、そういう裏事情があったのねーーって楽しめます。もちろん本編とは違いますけどね

2012/07/11

ベーカー街イレギュラーズから見た、「最後の事件」。正典を読んでからこの本を読むことを、是非ともおすすめしたい。原作との整合性を完璧に保ちながら、違う側面から事件を描き、別な物語を構築しているのが素晴らしい！　過酷な冒険に身を投じるイレギュラーズ達、そして、オジーの運命やいかに。大、大、大満足な最終巻だった。