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市民の力で東北復興 大震災・原発事故、新しい時代への災害ボランティア論
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ほんの木 |
発売年月日 | 2012/01/14 |
JAN | 9784775200780 |
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市民の力で東北復興
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今回の東日本大震災の応急対応で何ができて、何ができなかったかをきちんと知りたい。 きちんと網羅的に分析しているものはない。行政がまとめたものは行政の観点。むしろ、行政ができなかった分野がたくさんあるのではないか。 この本はその指摘がたくさんある。 (1)行政だと公平性...
今回の東日本大震災の応急対応で何ができて、何ができなかったかをきちんと知りたい。 きちんと網羅的に分析しているものはない。行政がまとめたものは行政の観点。むしろ、行政ができなかった分野がたくさんあるのではないか。 この本はその指摘がたくさんある。 (1)行政だと公平性だ大原則になって救援物資を迅速に配れない。そこは民間、ボランティアがブレイクスルーした。(p178) (2)石巻では、自衛隊、ボランティア、社会福祉協議会、行政、市民が密に会合をもって役割分担をしていた。(p131) (3)義捐金がなかなか配られない。(p127) この問題は、国会で小泉進次郎先生が鋭く攻めていた。 やっぱり行政ではできないことがたくさんあった。もっとあったはず。それをきちんと把握しないと次の災害で同じことを繰り返してしまう。
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定期的に、ボランティア米沢がいまどんな活動をしているのかチェックしていて、先日どうやら活動についてまとめた本が出たらしいということを知ったので注文して購入した。 震災発生後、米沢市やボランティア団体がどのように動いていたのかずっと気になっていたのだけど、この本の対談でそれが語ら...
定期的に、ボランティア米沢がいまどんな活動をしているのかチェックしていて、先日どうやら活動についてまとめた本が出たらしいということを知ったので注文して購入した。 震災発生後、米沢市やボランティア団体がどのように動いていたのかずっと気になっていたのだけど、この本の対談でそれが語られていたのでだいぶ頭のなかがすっきりした。 前半は、 ・震災発生以降、市とどのようにして連携をとっていたのか ・団体の発足には誰が関わっていたのか ・市民の反応はどうだったのか ・避難所の様子 についての対談。 後半は、 ・今後の震災ボランティアの在り方 ・震災ボランティアに必要な人材とは ・被災地復興と被災者の生活支援には何が必要か などについての対談という感じだった。 「米沢市やボランティア団体がどのように動いていたのか」知りたくて読んだのだけど、かなり早くから避難者受け入れのために行動していたらしく、市の対応も良かったと対談で語られていた。 あと、ツイッターでもある時期から話題になってた「すごく態度の悪い避難者がいる」という噂に対しても、そういう話はウワサでは聞いたことあるけど、実際には米沢市民に対する感謝の声しか聴いていないっていうことが話されていたのでちょっとほっとした。 本の中でも話されていたけど、米沢のボランティアがうまくいったのはホントにリーダーありきというか、いろんな良い偶然が重なってのことだったのかなーって思った。 ネットで米沢の避難所のこと知ろうとすると、全然情報が出てこなくて疑問ばっかりだったけど、この本を読んでだいたい知りたかったことがわかったので良かった。ボランティア登録者は結局どうなたのかとか、避難所の食事はどうやってなりたってたのかとか、組織のこととか。 震災後、ツイッターとかネット活用して支援がうまくいった例もたくさん聞くけど、米沢においてはツイッター使わなくてもいろいろうまくいってたみたい。やっぱネットだけじゃわからないこともたくさんありますね…。
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