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すぐわかる!4コマ西洋音楽史(2) バロック中期~ロマン派初期-バロック中期-ロマン派初期
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ヤマハミュージックメディア |
発売年月日 | 2012/01/01 |
JAN | 9784636869194 |
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すぐわかる!4コマ西洋音楽史(2)
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
わかりやすい
漫画でおもしろくわかりやすくなってます。 イメージしやすい。
にゃん
西洋音楽史1はヴィヴァルディで終わって、2はバッハ、ヘンデルが出てくるバロック後期から、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが活躍する古典派、最後はシューベルトと、ドイツ・オペラが出てくるロマン派初期まで。1よりも、それぞれの作曲家個人の話や作品の話が出てくる。 1でルター...
西洋音楽史1はヴィヴァルディで終わって、2はバッハ、ヘンデルが出てくるバロック後期から、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが活躍する古典派、最後はシューベルトと、ドイツ・オペラが出てくるロマン派初期まで。1よりも、それぞれの作曲家個人の話や作品の話が出てくる。 1でルターのコラールの話が出てきたが、2では「オルガン音楽の発達を促したプロテスト」(p.41)の話が出てくる。オルガンはカトリックでは排除されていたものの、「ルターの宗教改革によるプロテスタントの登場によって、オルガンは礼拝の一部を担う役割が与えられ、急速に発展していきます。特に、プロテスタントの強い北ドイツでは、基本のコラール(教会に集まった信者たちが歌う聖歌)の旋律をもとに、変奏を行うなど、大規模にするようなさまざまな手法が生まれます。(略)足鍵盤などが改良され、『楽器の女王』と呼ばれるようになりました。」(同)ということだから、オルガンの音楽というのをもっと聞かないといけないのかもしれない。バッハの祖先もオルガニストだったということで、バッハの話だけでも見開きで6ページも続くが、「大バッハの歩みそのものが『バロック音楽』になった」(p.50)ということらしいので、バッハの作品を鑑賞、理解することが音楽史を勉強する上ではとても重要ということが分かった。「晩年の大バッハは、自らの音楽家としての人生、そして今ではバロック音楽の集大成とも言われる《フーガの技法》に着手しますが、未完のまま、65歳の生涯を閉じます。彼の死によってバロック時代は終わりを告げ(略)」(p.51)、というのが1750年。この時代には「カストラート」が活躍していたということで、pp.56-7のコラムではカストラートについて書かれているが、「ロマン派の時代に入ると、カストラートの人気は衰えはじめ、第一次世界大戦を迎える前には最後のカストラートが姿を消しました。」(p.57)ということで、「最後のカストラートといわれるアレッサンドロ・モレスキ」の写真が残っているのが印象的。次のハイドンのエピソードで印象的なのは、「交響曲第45番《告別》は、夏の館エステルハーザでの滞在が長引いて、なかなか居城に帰ろうとしない侯爵に対し、ハイドンが演奏した新しい交響曲」(p.63)ということで、「楽団のメンバーたちは一人ずつ、部屋から姿を決していき、最後には演奏していたのはたった二人。」(同)という、何とも演劇的な演出もある曲、というのは興味深い。そして、ソナタ形式という、「2つの主題を持つ提示部と、展開部、再現部という3つのパートで構成された形式で、これ以降、20世紀になるまで、クラシック音楽のさまざまなジャンルで形式の基本となっていきます。」(p.65)というこの形式も、ハイドンが完成した交響曲の第1楽章で出てきたものらしい。次のモーツァルトは、《魔笛》を書いた頃には病気で弱っていたということで、p.78の4コマ漫画のモーツァルトが印象的。《魔笛》の中には「当時、モーツァルトが関係していた秘密結社フリーメイソンの儀式を思わせるシーンがありました。」(p.78)というのが、面白そう。次はベートーヴェン。ベートーヴェンは「ピアノ曲により作曲家として認められ」(p.89)た、というのは意外。そしてベートーヴェンの後半と同じ時代を生き、「ベートーヴェンの隣に埋葬され」(p.107)たシューベルトは「存命中に作曲家として評価されることはありませんでした。」(同)というのも意外。 読むだけなら結構パッと読むことができてしまうが、さすがにこのあたりは本当に鑑賞したりしないと、頭に入れるのは難しい。けど、とりあえず手軽に通読して概観できるというのは大切なことかもしれない。(22/05/18)
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