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仁徳陵の被葬者は継体天皇だ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2011/12/24 |
JAN | 9784309225623 |
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仁徳陵の被葬者は継体天皇だ
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※このレビューにはネタバレを含みます
本書はおそらく現天皇家の実質的な祖であろうとされている26代継体天皇が、実は渡来系であり、15代応神天皇とされているやはり渡来系の人物と親子であるという、ある意味突拍子もない説を提示している。 そして記紀において応神天皇の子とされ、世界遺産となっている大山陵古墳の主である(らしい)仁徳天皇から武烈天皇までは架空の存在とし、あの最大前方後円墳は継体天皇の陵墓なのだそうだ。 著者は記紀の内容のほとんどが辻褄合わせであるとし(それは多くの史学者がそう記しているけれど)、韓国や中国の史書をソースとしているらしい(原文に当たったのかな) それはそれでとても面白い発想だなぁと思うし、韓国の知人によると、彼の国ではこの時代の歴史における日本や中国との交流をとても細かく習うそうで、日本の歴史の教科書に記されているよりずっとずっと人の往来は多かったのかもしれない。ただやっぱり書籍編集者出身の著者の思考は、史学のプロのそれの比べるとあまりにも飛躍が激しいのではないか。 古代史の分析にはとても想像力が必要だと思う。統一されていない表記、乏しい一次資料、発掘を許されない数々の陵墓…。 ひょっとして何十年か後、宮内庁が一斉に陵墓の調査に許可を出すようなことになったら…とても意外なことがわかるのかも(そしてそれをわからせないために許可を出さないのかも)
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