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春を待つ里山 原発事故にゆれるフクシマで
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春を待つ里山 原発事故にゆれるフクシマで

会田法行【文】, 山口明夏【写真】

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春を待つ里山 原発事故にゆれるフクシマで

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2011/12/22
JAN 9784591127049

春を待つ里山

¥110

商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

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2024/07/11

 原発事故にゆれる福島を2011年12月に発行された、写真と文書。福島を見つめる。 被災地で苦しんでいる人々の声を伝えたいという一心で2011年4月上旬に向かう。著者は、現場で立ちつくし、ぼうぜんとした。こんなに広い範囲で、こんなにも街が破壊されている姿を見た事がなかった。地震や...

 原発事故にゆれる福島を2011年12月に発行された、写真と文書。福島を見つめる。 被災地で苦しんでいる人々の声を伝えたいという一心で2011年4月上旬に向かう。著者は、現場で立ちつくし、ぼうぜんとした。こんなに広い範囲で、こんなにも街が破壊されている姿を見た事がなかった。地震や津波がもたらした被害や人々の苦しみを写真にとらなくてはと思った。一方で、写真は人々の苦しみを伝えるどころか、傷ついた人々にカメラを向けることによってさらに傷つけるのではないかとも思った。初めは、被害に遭った人々を写せなかったが、話をするうちにやっと撮ることができた。  なぜ、住んでいるところから避難しなければならないのか?と飯館村の人が言った。 福島第1原子力発電所から半径20キロメートル以内を警戒区域とし、立ち入り禁止とした。さらに、4月22日に20キロメートル離れた飯館村、葛尾村、川俣町などの5市町村を計画的避難区域とした。  4つの家族の画像があり、そこから説明される。  飯館村 まいでライフ。まいでとは土地の言葉で「丁寧に心を込めて」「つつましく」という意味である。農業で自立する美しい里山で、「豊さは求めて与えられるものではなく、自分たちで手に入れるもの」という精神で進める。「私たちは人のせいにして生きてなんかいけない」とまいでライフを貫く。  「おいら農家はね、お金をかけて、手をかけて、無駄なことをするの。そいつがいつか返ってくると思うからね」と農家が言う。  「家族いっしょに暮らしたい」「畑を耕したい」と言う願いを原発事故は奪ってしまった。 画像の持つ、メッセージは、ある意味では文字よりも鮮明に届けられる。2011年の話が、13年たっても、あまり変わっていない状況だと思う。

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2014/08/15

- 内容紹介 アマゾンより - 2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きました。 津波による甚大な被害は、ニュースを通して、大きな衝撃を与えました。 一方、今までと変わらな穏やかに見える里山にも 深刻な被害が起きています。 福島第一原子力発電所...

- 内容紹介 アマゾンより - 2011年3月11日 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が起きました。 津波による甚大な被害は、ニュースを通して、大きな衝撃を与えました。 一方、今までと変わらな穏やかに見える里山にも 深刻な被害が起きています。 福島第一原子力発電所の事故による放射線被害です。 ある日突然、自分たちの住む場所を 「計画的避難区域」に指定されてしまった人々。 農業・酪農を営む人々にとって それは住む場所を変わるということにとどまらず 生活そのものを奪われるということでした。 また、放射線被害は長い年月続いていきます。 未来をも奪われた人々。 それでも前向きに生きようとする人々のの「今」を 写真と共に紹介ししました。 また、わたしたちの生活に大きくかかわる 原子力発電とは一体何なのかを考えるきっかけになる一冊です。

Posted by ブクログ

2012/02/03

2011年3月11日。津波によって引き起こされた原発事故は、福島の人々から故郷を奪った。原発や放射能の難しいことはわからない。でも、今福島で起こっていることは見ることができる。美しい自然とそこに暮らす人々、そして帰れないつらさ、未来への思い。写真ですべてを語る本。

Posted by ブクログ

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