EARTHLING 地球人として生きるためのガイドブック

Think the Earth【編】

• 販売会社／発売会社: ソルメディア
• 発売年月日: 2011/12/24
• JAN: 9784905349075

商品レビュー

2020/10/05

地球を意識された方にお勧めの一冊。
持続可能な社会実現を目指して活動するThink the Earthの活動から書かれた本です。（じん）

2014/01/05

EARTHLING（宇宙人に対する、「地球人」という意味の言葉）をテーマに開催された講演イベントから、登壇した３０人ほどの話をまとめた本。前文で引用されていた宇宙飛行士の言葉と、河瀬直美さんの話にあった宇宙に関するひと言が印象に残った。

「宇宙はまことに近い。行くのにはたった８分、戻るには２０分しかかからなかった。」（オランダの宇宙飛行士ウボ・オコルスの言葉）。

「いま、万葉集をテーマにした映画を撮っているのですが、万葉集を読んでいると、すごく俯瞰で物事を見ていることがわかります。詠まれたのは１３００年近く前。その当時は、もちろん電車も飛行機もなく、知ることができる世界は限られていたはずだし、それこそ宇宙から地球を見たこともないのに、自分自身の命のことを思うとき、感覚がものすごく宇宙的なんです。想いも時間空間を超えている。（中略）そして「待つ」んです。（中略）宇宙と言うスケール感を育むのは「待つ」という行為なんじゃないかな。」（河瀬直美さんの言葉）。

特に河瀬さんのコメントからは、万葉集ではないけれど「竹取物語」のことが思い浮かんだ。１０００年も前に作られた物語が、「お姫様が月に帰る」というそれこそ宇宙的な広がりを持っているのはどうしてだろう、と時々思っていたのだけど、当時の人々の暮らしに当然のこととして組み込まれていた「待つ」という感覚が宇宙のスケールとつながるのであれば、「竹取物語」のような発想が出てくるのは、むしろ自然なことなのかもしれない。

2013/07/15

面白かった。原発がどうとか、宇宙がどうとかはとても難しかったけど、義足のお話が面白かった。イメージもしやすかった。