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わたしの渡世日記(上) 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/12/26 |
JAN | 9784101369815 |
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わたしの渡世日記(上)
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商品レビュー
4.4
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大変な家庭環境の中、子供でも冷静な視点を持ち、文体にはユーモアも織り交ぜられ、逞しさも感じる人柄。戦争をリアルに知らない世代にも戦争時代のことも知ることができる。 「学校へ行かなくても勉強はできる」「興味のないことにも目を向けて、プロ意識を持つ」という言葉は誰にでも通じることかもしれない。
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何度目の再読だろう… 読むたびに そうだった のところ おっこんなことも のところ へぇーっ それもあったんだ と 何度も楽しませてもらえる 版が新しくなり 活字が見やすく大きくなっているのも また うれしい きっと また 何度も 読みかえす一冊です
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往年の大女優高峰秀子が、養女に貰われてくるいきさつから、ひょんなことから子役として映画界に投げ込まれ、養母との様々な確執と戦いながら芸能界を生きてきた自叙伝である。 引っ張りだこの子役だったために満足に学校へも通えず、学問と縁が薄かった彼女だけれど、これだけの文章を書くには、大人...
往年の大女優高峰秀子が、養女に貰われてくるいきさつから、ひょんなことから子役として映画界に投げ込まれ、養母との様々な確執と戦いながら芸能界を生きてきた自叙伝である。 引っ張りだこの子役だったために満足に学校へも通えず、学問と縁が薄かった彼女だけれど、これだけの文章を書くには、大人になってからの読書量や、かわいがってくれる周りの大物たちからの「耳学問」の成果が大きいのだろう。 彼女は、俳優「高峰秀子」を演じていたけれども、普段は「平山秀子」であり、結婚してからは「松山秀子」でありたいと思っていたのだろう。その肩肘張らないところが「偉い」人たちには面白かったに違いない。何の因果か養母の前でも「高峰秀子」であった彼女は、「パリへ留学」という形で、日本を逃げ出すのだけれど、結婚してからやっと「高峰秀子」よりも「松山秀子」でいられるようになったのかもしれない。 彼女のエッセイをもっと読んでみたい。
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