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ブラッディ・ハニー ルルル文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2011/12/27 |
JAN | 9784094522105 |
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商品レビュー
3.2
5件のお客様レビュー
主人公の相手の、挿絵と内容の感じが違ってイマイチでした。 ストーリー自体も、読み終わった時に思う事は「ナイな」と「女優・俳優になるのって簡単だな」です。
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物語のアイデアはなかなか面白かったです。 でも、少し、ん?と思う出来事があったりしました。もう一度読むほどではないことと、絵が少し残念だったので★3つ。
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“「ロッテさんは何の役ですの?」 エリーゼは無邪気な仕草で首を傾げた。とっさに答えられずにいるロッテシアを、優越感を隠し切れない瞳で見つめる。 「……死体、よ」 それを言うのにはずいぶん力が要った。でも言わないでいるのは負けを認めるようで嫌だった。 「死体?」 エリーゼはたちまち...
“「ロッテさんは何の役ですの?」 エリーゼは無邪気な仕草で首を傾げた。とっさに答えられずにいるロッテシアを、優越感を隠し切れない瞳で見つめる。 「……死体、よ」 それを言うのにはずいぶん力が要った。でも言わないでいるのは負けを認めるようで嫌だった。 「死体?」 エリーゼはたちまち痛ましげな表情になったが、その前に一瞬だけ笑みが宿ったのを、ロッテシアの目は見逃していない。ナイフとフォークを握り締めた手がぎりぎりと痛む。 「なんだか悪いことを訊いてしまったみたいでごめんなさい。ロッテさんなら、てっきりちゃんとした役が付いているものとばかり……」 「死体だってちゃんとした役よ」 「まあ、そんなふうに思えるなんて役者の鑑ですわね。わたくしだったら泣いてしまいますわ。でもそうですわよね、死体役だって誰かがやらなくてはいけないんですもの。誰もがヒロインになれるわけではないのだから」 「そうね、さすがにヒロイン役には実力が必要だと思うわ。ヒロインの侍女役くらいまでなら、それ以外の理由で手に入るかもしれないけど。ああ、でも逆に、死体役ってのが絶対できない人もいるかもね。目立ちたがりで、自慢や厭味を口にしないと気がすまなくて、いざとなったらすぐ泣く人とか。そんなうるさい死体ってないもの」”[P.86] 夢に真っ直ぐなロッテシアが良いなぁ。 “「ロッテ殿」 呼ばれて振り返ると、目の前にいきなり花が咲いた。視界が愛らしい薄紅色に包まれ、仄かな甘い香りが漂う。ロッテシアの顔よりも小さい。冬薔薇の花束だ。 「おめでとうございます」 それを差し出したサーディは、少し恥ずかしそうに微笑んだ。この大きさが彼の買える精一杯だったのだろう。彼はダンサーの勉強をしつつパン屋で働き始めたものの、その収入はまだけっして多くない。 「死体役に花束なんて大袈裟よ……」 ロッテシアは素っ気なく言ったつもりだったが、その声は自分でもわかるほど震えていた。語尾がふにゃふにゃと潤み、体に渦巻く熱が瞼に集まってくる。 「誰も観てない役なのに」 ごまかすように言い足すと、サーディはふわりと微笑んだ。 「私は観ていましたよ」”[P.238]
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