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@Fukushima 私たちの望むものは
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 産学社 |
発売年月日 | 2011/12/21 |
JAN | 9784782571019 |
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@Fukushima
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商品レビュー
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福島に縁がある32人の市民の独白。国や官庁が発表した大きな事実による記録が物事の姿を正しく現しているとは限らない。むしろ、権力側による記述は責任逃れや利益誘導の一定の意図を持っていることがほとんど。本書は、市井の人々の本音を丁寧に聞きだすことによって、小さい事実を積み重ねて、東日...
福島に縁がある32人の市民の独白。国や官庁が発表した大きな事実による記録が物事の姿を正しく現しているとは限らない。むしろ、権力側による記述は責任逃れや利益誘導の一定の意図を持っていることがほとんど。本書は、市井の人々の本音を丁寧に聞きだすことによって、小さい事実を積み重ねて、東日本大震災と福島原発事故を再構築する試み。生活の重みがある普通の人の言葉は、誰かが記録して残さないと、永遠に失われる。
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自治体の元首長から新聞記者、一般庶民、中学生と幅広くインタビューしています。 放射能被害にあったけれど、故郷にきっと故郷に戻るという人、戻りたいけれど戻れないだろう、もう戻らないと言う人。 そして、それぞれに大きな葛藤を覚えつつ、現実に向き合おうとしている。 そんな人々の飾らない...
自治体の元首長から新聞記者、一般庶民、中学生と幅広くインタビューしています。 放射能被害にあったけれど、故郷にきっと故郷に戻るという人、戻りたいけれど戻れないだろう、もう戻らないと言う人。 そして、それぞれに大きな葛藤を覚えつつ、現実に向き合おうとしている。 そんな人々の飾らない思いが伝わってきます。 多くの人のインタビューが掲載されていますが、共通して感じられることは、国、県などの行政の後手後手の対応、何もしていないではないか、情報を隠蔽し、無用な被曝をさせられた、との被害を受けた方々の憤りです。 そして、あの山下俊一氏の言動がどんなに住民の方々に無用な被曝を押しつけたか、そのことを改めて感じました。 「原発なんてなければいいのに」 「大人が勝手に作った原発で、なぜ、福島の子供たちが被曝しなくてはならないのか、なぜ、こんなつらい目にあわなくてはいけないのか、これほどの事故が起きても、どうしてまだ原発再開を目指すのか、私にはまったくわかりません。」 という子どもの叫びを謙遜に受け止めるべきだと思う。
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読み始めすぐに襲われた感覚は村上春樹のアンダーワールドに近い。福島在住の生の声だからこそのリアルがこの本にはある。情報を多く持たない者の声に歯痒さを感じる部分があるが、全ての人が確かな情報を共有出来る環境にいるわけではなく、それもまた現実だ。岩手出身の自分は想う事も多く、読み進め...
読み始めすぐに襲われた感覚は村上春樹のアンダーワールドに近い。福島在住の生の声だからこそのリアルがこの本にはある。情報を多く持たない者の声に歯痒さを感じる部分があるが、全ての人が確かな情報を共有出来る環境にいるわけではなく、それもまた現実だ。岩手出身の自分は想う事も多く、読み進める事は(悲観的感情に対する共感を伴い)とても困難だったが、思想地図β vol.2(東浩紀,津田大介,佐々木俊尚,猪瀬直樹,村上隆,他)と併せて読む事で、客観的視点と主観的視点のバランスを保てた。是非手に取ってもらいたい本だが、まだ傷が癒えない人にとっては辛い思いを掘り起こしてしまう可能性があるため振り返る決意が出来てから手に取ってもらいたい本
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