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あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/12/22 |
JAN | 9784041000564 |
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あと千回の晩飯
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
二度目の読了。 自分自身が、この本を書いた時の山田風太郎の年令に近づいてきて、風太郎の感性にますます近くなってきているのを痛感する。
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72歳となった自身の老いの自覚から、そこはかとなく始めた連載日記。余生が3年として約千回の晩御飯となることから、このタイトルに。 中でも人間の尊厳について考察する内容が過激。「痴呆になった老人は無意味な人生を送らざるを得ない、その老醜を避けて自殺しようにもその決断力と行動力さえな...
72歳となった自身の老いの自覚から、そこはかとなく始めた連載日記。余生が3年として約千回の晩御飯となることから、このタイトルに。 中でも人間の尊厳について考察する内容が過激。「痴呆になった老人は無意味な人生を送らざるを得ない、その老醜を避けて自殺しようにもその決断力と行動力さえなくなっている。では、醜い老人を減らすために・・」夏目漱石の「吾輩は猫である」を参考に風太郎先生独自の「老人大氾濫予防法」が現代版楢山節考で怖い! また、こんな珍説皮肉も。「人間の1日のウンチ排泄量は平均150g。80年で約5トン。人間の最大の事業は一生に5トンの肥料を生産したことではあるまいか」 1994年から朝日新聞に連載開始した日記ですが、途中で白内障からの失明宣告、糖尿病、パーキンソン病と様々な病気が見つかり「あと千日」という見積もりが甘かったと反省、しかし結果的には2001年まで生きるので逆の意味で外れてよかった。 最後の風太郎先生の人物番付(敗戦後の復興立役者、亡国責任者、昭和の美女、日本の英雄)が意外性があり面白い。
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こんなふうに年を取りたいと思わせる、 糖尿病になっても酒や煙草をやめなかった作家の、 死生観や老いることについてのエッセイ。 さすが「人間臨終図巻」みたいな本を書くだけある人だ。
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