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変死体(上) 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2011/12/19 |
| JAN | 9784062771412 |

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商品レビュー
3.1
25件のお客様レビュー
前作では三人称だったが、本作はスカーペッタの一人称で語られる。 よって、スカーペッタの内面の想いが描かれている。 スカーペッタには全ての情報が与えられずにまどろっこしいところと、個人的に関係のある事件、過去とのしがらみ、といったところが出てくるのは相変わらず。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事件の謎が物凄く興味深いのに、書かれていることといえば、長期研修でケイの不在中に規律が乱れまくった検屍局と、ケイとすれ違いに行方不明になった副検屍局長のフィールディングのことばかり。 フィールディングはもっとも初期の頃にケイの右腕として活躍していたが、ケイが職場を転々と変えていったために、自然と道が分かれたはずだった。 ところが今回の話では、若かりし頃のフィールディングを検屍官に育て上げ、その後の人生にも影響を与え続けていたという、特に衝撃的でもないどうでもいい話が延々と続く。 ケイの周りの人々はみんなフィールディングを好きではないのに、ケイだけが彼をかばう。 それと合わせてケイの過去。 検屍官としてかけだしの頃の、思い出したくない過去。 自分の倫理より国家の意志を優先したっぽいことが、ほのめかされるだけで核心に近づくことがない。 つくづく私は、ケイの話なんて興味ないのだ。 心臓発作で亡くなった若者の死体から大量の血が流れ出た謎のほうを何とかしてほしいのだけど、どうもこの先ケイとベントンとの間に決定的な対立が起こりそうで、また事件は最後の20ページでバタバタと解決になるのかな。 もんもん。
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面白くない訳では無いのだけれど、ルーシーもベントンも思わせぶりすぎるというか、隠し事してて持って回った言い方しかできないというか。もどかしくてなんだかイライラしてしまう。自分が疲労しているせいなのか、読んでいてものすごく疲れる。
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