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鉄道旅行の歴史 19世紀における空間と時間の工業化
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 法政大学出版局 |
発売年月日 | 2011/12/12 |
JAN | 9784588276477 |
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鉄道旅行の歴史
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
フランス文学者鹿島茂先生が「メチャンコにおもしろい」と大絶賛しているのがこの本です。これは面白いに違いない! 私はわくわくしながらこの本を開いてみたのですが、やはり鹿島先生はすごい!この本は本当に「メチャンコにおもしろい」です。 鉄道が生まれたということは単に便利な移動・輸送...
フランス文学者鹿島茂先生が「メチャンコにおもしろい」と大絶賛しているのがこの本です。これは面白いに違いない! 私はわくわくしながらこの本を開いてみたのですが、やはり鹿島先生はすごい!この本は本当に「メチャンコにおもしろい」です。 鉄道が生まれたということは単に便利な移動・輸送手段ができたという話ではなく、人間の価値観、世界観を根本から変えてしまったのだということがこの本からわかります。
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鉄道が人や社会、技術に与えた影響を詳しく記述している。イノベーションを起こしたい人はその想像力を養う意味で読む価値がある。 ただ、鉄道事故がもたらした共通時間の制定周りの話がなかったのはちと残念。別で調べる
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『鉄道旅行の歴史』というタイトルからは通史的な印象を受けるが、主題は「19世紀における鉄道の出現は、社会をどう変えたか」。なので、サブタイトルの方が内容に近い。 本書で最も強調されるのは、移動手段が徒歩や馬車から鉄道とう機械体系に変わることで、人間の知覚も大きく変わったことであ...
『鉄道旅行の歴史』というタイトルからは通史的な印象を受けるが、主題は「19世紀における鉄道の出現は、社会をどう変えたか」。なので、サブタイトルの方が内容に近い。 本書で最も強調されるのは、移動手段が徒歩や馬車から鉄道とう機械体系に変わることで、人間の知覚も大きく変わったことである。足や馬の疲れから距離を感じたり、道端の草花からその土地の個性を感じたりすることがなくなり、もっぱら車窓からの遠景(しかも、移動方向ではなく、あくまでも横側)を感じ取るようになる。また、他者と密閉空間で移動することの気まずさから、車内での読書も普及する。つまり、五感で移動を体験していた時代から、視覚優位の時代への転換といえるだろう。 また、このような転換を一般的に指摘するだけではなく、西欧と米国とでの違い、階級による違いも指摘しているのも面白い。本書の視点で日本やインドも考えると、さらに話は広がるだろう。
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