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国家と革命 講談社学術文庫2090
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国家と革命 講談社学術文庫2090

レーニン(著者), 角田安正(訳者)

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国家と革命 講談社学術文庫2090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/12/14
JAN 9784062920902

国家と革命

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商品レビュー

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2026/04/11

本書を読むといかに共産主義者がマルクスではなくレーニンを読み信奉していったのか分かるような気がする。きわめて単純明快で(というより粗雑さゆえの分かりやすさかもしれないが)鋭利な論理展開、マルクス・エンゲルスの立論によりながらも独特で魅力的な用語法、そしてこれらを武器とした論敵に対...

本書を読むといかに共産主義者がマルクスではなくレーニンを読み信奉していったのか分かるような気がする。きわめて単純明快で(というより粗雑さゆえの分かりやすさかもしれないが)鋭利な論理展開、マルクス・エンゲルスの立論によりながらも独特で魅力的な用語法、そしてこれらを武器とした論敵に対する歯切れのよい批判は、現状に泥臭く取り組みなかなか成果の出せない穏健派に業を煮やす若者にとって、いかに魅力的に映ったのかは想像に難くない。マルクス自身もそうであるが、来たるべき革命後の世界に対するあまりに楽観的な姿勢やユートピア的な世界観もこうした魅力を増幅するものではあっても落胆させるものではなかったであろう。 しかし、論理的な正しさが妥当な結末に導くものではないし(それはレーニン自身が最もよく知るところであろう)、現実の理不尽で一方的な抑圧を打ち破るために行動を起こさせるためにはレトリックも必要である。共産党宣言はまさしく扇動のために書かれたものであり、フランスの内乱はルポルタージュとして読者を喜ばせることを意識し、さらには次に続く革命を期待して書かれている。ゴータ綱領批判は死後に手紙を刊行したものであることから、前二書に比してもさらにその側面が強調されていても不思議はない。そうした文書を理論書として書かれた資本論などと同列に厳密な体系をなす研究書として読むことはそもそもが無理がある。ましてやそこから50年近くも後の世界にとって具体的で効果的な指針が出てきようはずもない。本書の延長線上にスターリンから(レーニンからと言ってもよいのかもしれないが)プーチンまで連綿と続くプロレタリアートへの弾圧と自由の制限、経済的不平等、西側諸国と比較して低い教育医療福祉水準があることを考え合わせると、複雑な心境になる。

Posted by ブクログ

2019/04/30

訳:角田安正、解説:白井聡 階級社会と国家◆国家と革命 1848-1851年の経験◆国家と革命 パリ・コミューン(1871年)の経験◆つづき エンゲルスの補足的注釈◆国家死滅の経済上の原理◆日和見主義者によるマルクス主義の卑俗化

Posted by ブクログ

2017/06/06

共産主義を学ぶ集中講座、終わり。マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」、レーニンの「国家と革命」、毛沢東の「毛沢東語録(超訳)」を参考図書とした。 まだまだ稚拙ではあるが、学びは以下2点。 一つ目は、共産主義の真の実践者は、おそらく毛沢東ただ一人だったのであろうという理解。 パリ・...

共産主義を学ぶ集中講座、終わり。マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」、レーニンの「国家と革命」、毛沢東の「毛沢東語録(超訳)」を参考図書とした。 まだまだ稚拙ではあるが、学びは以下2点。 一つ目は、共産主義の真の実践者は、おそらく毛沢東ただ一人だったのであろうという理解。 パリ・コミューンの不完全さ、ソ連の自壊、この歴史的に重要な共産主義社会はいずれも現存していない。 しかしながら、中国共産党による中華人民共和国だけは、60年以上継続し、現存している。 革命家としての毛沢東と、それを鄧小平が開放路線へ導いた奇跡的な進化があってのこそだとは思うが、それほど共産主義というものがユートピア的なもの(基本的に成立し得ないもの)であることを物語っている。 そして二つ目は、世界が閉ざされ、組織や環境が硬直化すると、物事は悪い方向へ向かうということ。 そして、世の中が悪い方向へ向かう時、暴力は正当化されてしまうということ。 今まさに、世界中でイデオロギーが再燃しているように感じる。 これからの未来が不安になった今日この頃。 以下、備忘録を兼ねた概要 「共産党宣言」 マルクス、エンゲルスの主張。封建社会の終わりは、単に新たな抑圧者を生み出したに過ぎなかった。それがブルジョワ社会。階級闘争の終わりを目指したのが、共産主義革命。プロレタリア階級がブルジョワ階級を支配し、強力的に古い生産諸関係を廃止することで、最終的には階級そのものを廃止するという考え方。 「国家と革命」 国家は抑圧のための権力であり現代の国家はブルジョワジーがプロレタリアートを搾取・支配する組織である。このような階級支配を終わらせ、国家を廃絶することが究極の目的。 マルクスによるパリ・コミューンからの学びを中心に、暴力、プロレタリアによる独裁を強調。プロレタリアート革命によるプロレタリアート独裁を経て、階級は廃絶され、国家も死滅していくという主張。そして日和見主義や無政府主義への批判、決別。 「毛沢東語録」 18. 愛国主義と国際主義:日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリアを意識。すべてのプロレタリア階級と手を組んで世界の民族と人民を解放する。民族主義や愛国主義を否定。 19. 文化と芸術:階級を越えた芸術、政治から独立した芸術は存在しないとの理解。芸術の自由な発展、自由な議論を認めながらも、政治路線に属した芸術を否定。 →毛沢東が、国際的な視点や芸術に対して、これほど開かれた考え方を持っていたことは意外。

Posted by ブクログ

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