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第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 幻冬舎新書
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第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 幻冬舎新書

中川右介【著】

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第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 幻冬舎新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2011/11/30
JAN 9784344982383

第九

¥220

商品レビュー

4.2

11件のお客様レビュー

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2021/08/02

第九の完成から、初演、さらにそれからの他の作曲家の作品へ及ぼした影響、翻弄される楽団や指揮者の物語を経て、2001年に直筆の楽譜が世界遺産に登録されるまでを綴ったノンフィクション。 いかに第九が人類にとって重要で特別なのかがよくわかる。 僕個人としては、曲が完成してから、ベートー...

第九の完成から、初演、さらにそれからの他の作曲家の作品へ及ぼした影響、翻弄される楽団や指揮者の物語を経て、2001年に直筆の楽譜が世界遺産に登録されるまでを綴ったノンフィクション。 いかに第九が人類にとって重要で特別なのかがよくわかる。 僕個人としては、曲が完成してから、ベートーヴェンが初演の手配やマネタイズに四苦八苦して足掻きたおすところが面白かった。しかし、初演から3年後にベートーヴェンは56歳で亡くなっているので、相当しんどかったのではないだろうか。

Posted by ブクログ

2017/12/31

第九の誕生から歴史を追ってたどっていて面白かった。 初演では利益が出なかったとか、演奏が難しく、また演奏時間も長いことからなかなか完全な形で演奏されなかったとか。 人の歓喜を歌う第九がヒトラーとナチスに利用された歴史も取り上げられている。 日本での第九の演奏についても取り上げられ...

第九の誕生から歴史を追ってたどっていて面白かった。 初演では利益が出なかったとか、演奏が難しく、また演奏時間も長いことからなかなか完全な形で演奏されなかったとか。 人の歓喜を歌う第九がヒトラーとナチスに利用された歴史も取り上げられている。 日本での第九の演奏についても取り上げられている。日本での初演は、1918年6月1日、四国の徳島の坂東俘虜収容所に収容されていたドイツ人捕虜たちによるもの。この収容所では西洋野菜が栽培され、ハムやベーコン、菓子などが作られ、それらの作り方や建物の設計建築などが日本人にも教えられ、日独文化交流が行われていたようです。 フルトヴェングラーは、「第九はあくまで「声楽付き交響曲」であって歌曲ではない」「歌詞は二義的なもので、まず音楽なのだ」と言ったそうだが、そうはいっても、やはり合唱と歌を単にメロディーとしてだけ聴くことはできず、そこに歌われている歌詞が心に響かないではいられない。

Posted by ブクログ

2016/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 第九が作られてから、どこでどう演奏されてきたかの変遷まとめ。  第九そのものについていろいろ論じてるわけじゃなかった。そこを期待して買ったので期待外れ。読み物としては普通に面白かったけど。  ワーグナーとかジークフリートとか見て、深水の本でそういうネタあったなって思い出しました。  別に音楽に造詣が深いわけでもなんでもないので、たぶん指揮者や楽団の違いは分からないと思う。  ベートーヴェンの最期の言葉。 「友よ拍手を! 喜劇は終わった!」  ってのは知らなかったです。これ元はアウグストゥスだよね? Plaudite, acta est fabula.拍手を。芝居は終わった。

Posted by ブクログ