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めんと和菓子の夜明け 索餅の謎を解く
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 丸善プラネット/丸善出版 |
発売年月日 | 2011/10/01 |
JAN | 9784863450950 |
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めんと和菓子の夜明け
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索餅という現代では失われた食べ物について、様々な文献からその姿形を明らかにするというマニアックな一冊。 端午や上巳に比べると、七夕は一般的に認知されながらもその日に食べるお菓子が明らかに少ないので調べてみると索餅に辿り着き、詳しく書かれた本はないかと調べると本書に辿り着きました。...
索餅という現代では失われた食べ物について、様々な文献からその姿形を明らかにするというマニアックな一冊。 端午や上巳に比べると、七夕は一般的に認知されながらもその日に食べるお菓子が明らかに少ないので調べてみると索餅に辿り着き、詳しく書かれた本はないかと調べると本書に辿り着きました。 著者の松本忠久氏は他に「しもつかれ」について研究した本を書いており、そちらもそのうち読んでみたいと思っています。 ネットで得た事前知識では、索餅については以下のようなイメージを持っていました。 ・昔日本で七夕の日に食べられていた ・麻花兒のようなお菓子 ・そうめんの祖。いつしか七夕の食べ物は索餅から素麺に変わった 本書は、上記のような誤解(完全に誤っているわけではない)について、文献に基づき、正しい索餅の姿を説明したものになっています。 内容は素人にもわかりやすく、好奇心を煽る内容となっていて、そもそも索餅を知らない方にも楽しめます。 「倭名類聚抄」や「倭名類聚抄」、正倉院の供物などといった故事来歴をたどる際にはおなじみのものが登場します、歴史にある程度堪能でないと難しいと感じるかもしれません。 情報源として挙げられているもの自体に興味がなければ読み流せばよいのですが、ソースというのはモノの源流を語る際は非常に重要のため、これを機会に詳しくなるとより楽しめることと思います。 索餅が乞巧奠に結びついたのはなぜか、お菓子の索餅と麺の索餅は同じものか、索餅は素麺の祖なのか、索餅は八種唐果物に含まれないのかなどなどについての結論が述べられていて、時には実際に調理をしてその感想が書かれています。 索餅を学ぶ上では欠かせない一冊です。 また、索餅をとりまく様々な文献、出来事も合わせて学べて非常に興味深い内容となっていました。
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