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世の中ついでに生きてたい 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2011/12/05 |
JAN | 9784309411200 |
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世の中ついでに生きてたい
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
▼内容は、志ん朝関連本を多数読んでいる身からするとほぼ新鮮味はありませんが(笑)、実兄馬生さんと絡んでいるところとか、興味深かった。あとこういうのって、細かいところに、現在なら不適切な匂いが綺羅星の如く散りばめられていて、光陰矢の如し、往事は渺茫として都すべて夢に似たり、そのあた...
▼内容は、志ん朝関連本を多数読んでいる身からするとほぼ新鮮味はありませんが(笑)、実兄馬生さんと絡んでいるところとか、興味深かった。あとこういうのって、細かいところに、現在なら不適切な匂いが綺羅星の如く散りばめられていて、光陰矢の如し、往事は渺茫として都すべて夢に似たり、そのあたりが、いとおかしでもありながら、貴重な文化人類学的資料でもあるのでは(笑)。 ▼もう20年以上の、志ん朝ファンです。CDもDVDも買いそろえ、スマホにはほぼ全音源が入ってます。なので、この本も多分昔に買って読んでる(そして売ってる)と思うんですが、記憶が完全になくなり、かつブクログにデータはないので10数年以上前だろうということで再購入再読。やはり「志ん朝関連商品」は10年に1度は?読み返したくなるのでもう売らないでもっておこう。 ▼山藤章二、金原亭馬生、結城昌治、池波正太郎、中村勘九郎(勘三郎)、荻野アンナ、江国滋、などなどとの雑誌対談を集めたもの。志ん生死去時のものもあれば、晩年のものも。
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※このレビューにはネタバレを含みます
古今亭志ん朝が生前雑誌などで行った対談をまとめたもの。逝去してから出版されたようです。本の最初の方は父である古今亭志ん生が亡くなったころの対談で、志ん生が体を壊してから志ん生が語った本音や葬儀のことなどを語っています。タイトルは志ん生への憧れから由来しています。生き方が違い、当然芸風が違う偉大な親を持つ跡継ぎの思いが語られています。残念ながら志ん生を見たことがないので、ピンと来ない部分もあります。もっと志ん朝が捉える落語について、芸についてなどが読みたかったので、ちょっと期待はずれだった部分もありました。志ん朝は鬼平犯科帳(松本白鵬版と丹波哲郎版)で木村忠吾を演じていますが、そういう落語以外の話もあります。志ん朝の「うさ忠」は侍というより、馴染みの町人に近くて、表現がリアルで、廓噺みたいだったことを思い出しました。落語の噺の噺より、落語家の話が多いです。
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噺家という商売は、端から見ると随分と呑気に思えるかもしれない(談志師匠みたいな「無頼漢」は別枠ですが)。しかし、「職業に貴賎なし」とはよく云ったもので、噺家だって大変なものだ。 古今亭志ん朝師匠は、言わずと知れた名人だ。間違いなく平成の大名人のひとりだろう。志ん朝の父は、やはり...
噺家という商売は、端から見ると随分と呑気に思えるかもしれない(談志師匠みたいな「無頼漢」は別枠ですが)。しかし、「職業に貴賎なし」とはよく云ったもので、噺家だって大変なものだ。 古今亭志ん朝師匠は、言わずと知れた名人だ。間違いなく平成の大名人のひとりだろう。志ん朝の父は、やはり昭和の大名人である、古今亭志ん生師匠だ。 志ん朝は親父の熱心な勧めを受けて、噺家の道を選んだという。まるで、「ついでに」噺家になったみたいである。そこまで言わずとも、落語に心底惚れ込んでた訳ではないのは確かだ。 志ん朝は落語と少し距離を置いている。でも、それは悪いことではない。そのおかげで、落語を客観的に眺める余裕が生まれるからだ。もし落語とベッタリであるなら、志ん朝は本書のタイトル通りのごく呑気な「坊ちゃん」だったろう。しかし、実際はそうじゃなくて、もっと冷静に判断を下していた。だから、志ん朝の心持は、「世の中ついでに生きてたい」(けれども無理なんだよなあ…)といったものじゃなかろうか、と勝手に邪推している。ここに、看板の裏に潜む名人の大変さが感じられる。
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