空色の凧
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空色の凧

シヴォーンパーキンソン【作】, 渋谷弘子【訳】, 陣崎草子【画】

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空色の凧

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 さ・え・ら書房
発売年月日 2011/11/30
JAN 9784378014920

空色の凧

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商品レビュー

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2012/10/10
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「凧は青でなきゃいけないんだ。だって金曜日が青い色をしているんだもの」幼いころに死んだ父とした凧あげ……母の再婚を前に動揺する少年ハルと、彼を見守る友達のオリビアの物語。  皮肉屋だけどいつでもハルの味方でいようとするオリビアの視点から語られているので、ちょっぴり奇矯なとこがあるハルの言動も、けなげでユーモラスなものとして読むことができました。一途なあまり暴走しがちなハルと、それに的確にツッコミながらしっかりハルに寄り添うオリビアは本当にいいコンビ。 オリビアの、常態と敬体の混じり合った語り口(「パスポートひとつ発行するのに、こんなにたくさんの個人情報が必要なんだ。プライバシーなんてないってことですね?」)は、日本語訳の方の工夫なのでしょうか?これによってオリビアのキャラがとっても立っていて、面白かったです。 垣間見えるアイルランドの生活や風俗も興味深かったのですが、ハルが父親の死(おそらくは自死)を乗り越えるためのモチーフとして、中国のお祭りである清明節が使われているのも楽しい驚きでした。子どもたちは今やどこの土地に住んでいるかに関わりなく、色んな文化に触れ、また支えられて生きているのでしょう。 ひとつだけ気になったのは、ハルの母親の好物だという「ブロッコリー入りライスケーキ」おにぎりにブロッコリーが入っているってことでしょうか…?謎が残りました。

Posted by ブクログ

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