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【廉価版】下苅り半次郎 お小夜かんざし編 KS漫画スーパーワイド
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【廉価版】下苅り半次郎 お小夜かんざし編 KS漫画スーパーワイド

神江里見(著者)

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【廉価版】下苅り半次郎 お小夜かんざし編 KS漫画スーパーワイド

定価 ¥628

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小池書院
発売年月日 2011/12/10
JAN 9784862257918

【廉価版】下苅り半次郎 お小夜かんざし編

¥110

商品レビュー

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2013/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(最終巻までのネタバレ含みます) 難儀なまでに不器用な男が、その忠義心とクソ真面目さゆえにとことんまで難儀な目に遭う物語です。 主人公・堤半次郎はお広敷御庭番の伊賀者。 一口に忍者と言っても彼の場合、いわば内勤のエリートと呼ぶのがふさわしい身の上なのですが、時の四代将軍家綱からとんでもない無理難題を言い付けられます。 待望の世継ぎの夭折から、志への恐怖に駆られた家綱は、側近の僧侶から「来世も人間として生まれ直す方法」を聞き、その妄想に憑りつかれてしまいます。 そのための方法は、「仏の子宮」を持つ女を得ること。陰核を二つ持つという唯一の手がかりを頼りにその女を探すため、半次郎は下苅り屋に身をやつし、江戸のみならず、湯屋で女たちの陰毛を処理しながらの当てもない旅に出る羽目になります。この時点でもう難儀度MAX。 彼を狙う水戸藩その他の忍者・侍たちとの死闘を繰り広げながら、数多くの女に出合い、陰部を覗き、失望とぬか喜びを繰り返すという壮絶な日々が続きます。 途中いくつか、役目を降りるチャンスが与えられるにも拘らず、半次郎は女さがしのための下苅りをやめようとはしません。 物語途中で家綱が死に、もはや女を探す意味さえもなくなったというのに、命じられた任務は絶対として頑なに続行する半次郎の忍者魂がもう難儀すぎて、もうほんと読んでて辛くなります。 ある意味、白土三平の世界とは違う方向性で忍者世界の過酷さが描写されてるといっても過言ではない気がします。 気が遠くなるほど長い時間一生を任務に捧げた半次郎は、意外な場所で「第二の人生」を得ることになりますが、そこでもまた難儀な事件が彼を巻き込み……そしてラストは唐突に、最高に難儀な形で訪れて言葉を失います。 半次郎のあまりの真面目さ、心を通わせかけたくの一の末路など、正直途中で辛くなるポイントは幾つもありますが、結末が気になるあまりに読ませられてしまいます。ぜひ難儀すぎるラストをその目で確かめるまで、半次郎につきあってやってください。

Posted by ブクログ

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