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水の話 人類の必須の資源の物語
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水の話 人類の必須の資源の物語

月尾嘉男【著】

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水の話 人類の必須の資源の物語

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 遊行社
発売年月日 2011/11/01
JAN 9784902443141

水の話

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2012/01/29

人間は物を食べないことが数日続いても生きることができるが、水を取らないと1日ももたないと聞いたことがあります。 水は人間にとって欠かせない資源ですが、幸いにして雨も良く降って水が十分にある(と思っている)日本ではその有難みが薄れているのは私だけでしょうか。 特に外国に行くと、...

人間は物を食べないことが数日続いても生きることができるが、水を取らないと1日ももたないと聞いたことがあります。 水は人間にとって欠かせない資源ですが、幸いにして雨も良く降って水が十分にある(と思っている)日本ではその有難みが薄れているのは私だけでしょうか。 特に外国に行くと、ホテルでも水道水は飲めないと書いてあって、その代わりに使うための「ペットボトル」が、冷蔵庫に置いてある「水」とは別においてあること(つまりサービス)を見かけます。 この本では水にまつわる話を月尾氏が解説しています。水に関するビジネスの話や、水や津波・地震に関する世界各国の歴史の話まで、楽しく読ませてもらいました。 以下は気になったポイントです。 ・体重70キロの成人男性は、体内に42キログラム程度の水分を蓄積しているが、毎日そのうち 2.5キロを発汗・排泄等で対外に排出している(p8) ・水分の補給として、飲料として1.2キロ、食物含有水分で1.0キロ、それ以外に中性脂肪を酸化する水分生成(0.3キロ)で均衡を保っている(p10) ・人間にとって水分が重要な理由は、1)栄養物質を配給する役割、2)不要物質の対外への排出、3)体温維持である(p15) ・身体は一種の水冷エンジン、ラジエーターが皮膚、冷媒が水分 (p15) ・水分が蒸発するときに体温上昇を制御している、水分が蒸発するときの潜熱はアルコールの5倍(p16) ・2007年春のヨーロッパ南天文台の発表によると、地球から20光年の距離に表面温度が0-40度で、液体の水が存在していると期待される惑星が見つかった(p23) ・腎臓が余分な塩分を体外へ排出する役割を持つが、その濃度は人間は2.2%、普通の海水濃度は 3.5%程度なので海の水を飲むと脱水症状を起こす(p26) ・分子総量が低下するほど、沸騰や凝固する温度は低下する、水以外の物質にはこの規則が適合する、これを水に適用すると、マイナス91度で沸騰して、マイナス100度で凍結するので、現在の地球には気体の水しか存在しないことになる(p34) ・水の利用分野は、農業:70%、工業:20%で、日常生活は約10%(p40) ・ナイル川の二大源流の1つのホワイトナイルは、湖沼ビクトリアを水源、他方のブルーナイルは、エチオピア高原を水源として、ハルツーム(スーダン)で合流する(p57) ・ミネラルウォーターの値段は1リットル:300円とすると、ガソリンの2倍、水道料金の1500倍(p67) ・日本最大のダムは6億m3の徳山ダムだが、世界最大のカリバダムは、日本ダム全体の貯水容量の5.4倍の1620億m3(立方メートル)である(p95) ・5800年前に急速に温暖になり、海水の膨張によりエーゲ海域の海面が上昇して黒海に流入したので、水質が塩分になった(p115) ・南極の氷床のアイスコアには気泡があり、それを分析することで空気の組成が解析できる、それにより約74万年前まで到達している、15万年間の気候は、マイナス9度から3度まで12度も上下、炭酸ガスは180から380ppmまで上昇している(p117) ・洪水災害の原因として、1)異常な豪雨が各地で発生、2)森林減少や荒廃、3)人口増加がある(p123) ・日本近海にあるメタンハイドレードは、現在の日本のエネルギー消費の数百年分に相当する規模があると推定される(p145) ・三陸付近の地震は地震被害は軽微だが、それにより発生した津波は大きい(海抜30メートル近く)ことが多かった、明治三陸(1896)、昭和三陸(1933)等(p162) 2012年1月29日作成

Posted by ブクログ

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