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女神記 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/11/25 |
JAN | 9784041000205 |
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商品レビュー
3.4
33件のお客様レビュー
なんだ、、、。
単なる小説みたいだったので、すぐ売りに出しました。
ななし
神とは仏とは
神は死ぬことはできない。でも苦がある。神とは違うが我が母は94歳まで命を全うした。 子に死なれ孫に死なれ、私はいくつまで生きれば良いんだろう・・・と子(私の姉)が無くなったとき言っていた。この小説の中のイザナキもそういう心境だったかもしれない。 神になっても、苦は消えない。天...
神は死ぬことはできない。でも苦がある。神とは違うが我が母は94歳まで命を全うした。 子に死なれ孫に死なれ、私はいくつまで生きれば良いんだろう・・・と子(私の姉)が無くなったとき言っていた。この小説の中のイザナキもそういう心境だったかもしれない。 神になっても、苦は消えない。天国と同位置に思われる極楽浄土がある。ここは一切の苦がない世界らしい。まだ73歳・・極楽浄土を目指したい。
ししまる
再読。 前編は海蛇島で生まれたナミマと死を司る女神のイザナミ神。 後半はイザナキ神が人間の姿になった八岐那彦と従者の宇為子。 最後はイザナミ神とイザナキ神が遂に再会する。 この世は陰陽で全てが成っている。 生と死、光と闇、昼と夜、男と女、姉と妹、 そして陽=清浄、陰=穢れと優劣...
再読。 前編は海蛇島で生まれたナミマと死を司る女神のイザナミ神。 後半はイザナキ神が人間の姿になった八岐那彦と従者の宇為子。 最後はイザナミ神とイザナキ神が遂に再会する。 この世は陰陽で全てが成っている。 生と死、光と闇、昼と夜、男と女、姉と妹、 そして陽=清浄、陰=穢れと優劣が存在する。 古事記に触れた時に男女不平等を感じたことはなかったが、もし神代から男尊女卑が染み付いているのならばそう簡単にはなくならないのも当然だ。 今も神事の際に女人禁制は確かに存在する。 イザナキ神は完全に人間になり死と共に成仏できたのに、何故イザナミ神だけが救われずに黄泉国で死者を選び続けなければならないのか。 どうしたらイザナミ神は苦しみから解放されるのか。 そんなことを考えることこそが 『神と人間は違う。私の苦しみは、お前の苦しみとは違うのだ』 とイザナミ神に一喝されてしまうのかもしれない。 ナミマの心は救われないし、読後感がスッとする展開ではないのだが、まるで桐野さんが実際体験してきたかの様な主人公の語り口にまた読みたくなる不思議な魅力がある。
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