起業GAME VCの気持ちを動かす起業家の条件

ジェフリーバスギャング【著】, 岩田佳代子【訳】

• 販売会社／発売会社: 道出版
• 発売年月日: 2011/11/19
• JAN: 9784860860585

商品レビュー

2014/08/16

USVC実務について、結構中身が濃いな～

p171 多くのvcは、未行使のストックオプションをプールしておくよう要求してくるのだ。

2013/03/31

起業をGAMEとして捉え、オペレーションに主眼が置かれた一冊。特に起業関連書で疎かにされがちなVCや取締役会との接し方に詳しい。

ジェフリー氏はベンチャーキャピタリストであり起業家でもあり、彼ならではの経験に基づいた豊富な事例は、海外ということを割り引いて考えても非常に参考になる。日本ではジャフコが最大手だが、米国のセコイア・キャピタルやクレイスナー・パーキンス、DFJなどの役回りを演じるVCは皆無に等しい。ベトナムのヘンリー氏のような若くて有能なケースを見ると、米国のVCモデルの輸出は、今後世界経済を活性化させる起爆剤に成り得るのかもしれない。

起業を考えている方もしくはVCを志望される方には是非読んでいただきたい本だ。

2012/06/03

アメリカのベンチャーキャピタルについて書かれた本。
起業家（アントレプレナー）とVCがどういった関係で、どのように起業を助け合うか詳しく解説している。
ベンチャー企業の名前は有名でも、底にたどり着くプロセスを解説したものは珍しく、企業を目指す身にはとても参考となった。

VCは投資する起業にIPOを目指させると思っていたが、それはほんの数％。また投資先起業はある程度の大きさが必要（数百万、数千万を投資するのではなく、数億、数十億の単位で投資し、5-10倍の価値上昇を目指す）。
現在のアメリカ経済の反映は間違いなくベンチャービジネスが引っ張っていっており、有名なベンチャー企業には必ずと言っていいほどVCが付いていることがわかった。

それにしても「起業」という言葉が日本とアメリカでは違いすぎる。
アメリカではまさにアメリカンドリームを体現しており、既存の価値には縛られず、将来世の中を変えてやろうという意気込みで起こすのが起業。
日本では、積み上げ式の考え方の起業がメイン。
私が目指す”起業家”が明確になった一冊。
訳はあまりうまくなく、読みにくいが、企業を目指すにはいい本だ。