1,800円以上の注文で送料無料

「防災大国」キューバに世界が注目するわけ
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

中村八郎, 吉田太郎【著】

追加する に追加する

「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

定価 ¥2,640

550 定価より2,090円(79%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

7/7(日)~7/12(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 築地書館
発売年月日 2011/11/18
JAN 9784806714316

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

7/7(日)~7/12(金)

「防災大国」キューバに世界が注目するわけ

¥550

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2012/05/20

■防災 1.リスクは人命被害とは直結しない 2.災害の予測技術がいくら優れていたとしても、コミュニティ段階での防災や被災後の対応に深刻な欠点があれば無意味である 3.避難行動に結びついてこそ意味を持つ危険情報 4.防災対策というのは、予防、応急、復旧、復興の4つのフェーズからなる...

■防災 1.リスクは人命被害とは直結しない 2.災害の予測技術がいくら優れていたとしても、コミュニティ段階での防災や被災後の対応に深刻な欠点があれば無意味である 3.避難行動に結びついてこそ意味を持つ危険情報 4.防災対策というのは、予防、応急、復旧、復興の4つのフェーズからなる。この4つのフェーズのうち、予防、災害の未然防止対策の部分をおろそかにして、応急対策が中心となって異常に特化しているのが日本の特徴。

Posted by ブクログ

2012/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<総括メモ> ポイントと感じたのは「市民防衛」という考え方。地域毎に責任者を決め、その地域住民の命の全責任を持たせる、というのは、実効性があるだろう。国等の機関も地域対策本部の指令下にはいるというのはスッキリとしていて気持ちが良い。日本でも、有事の際には要援護者の家宅に勝手に入り込んで救助できるような契約を地域の責任者(町会長とか)が個別に結ぶなどの対策を聞いたことが有る。現場にできるだけ責任を持たせ、動けるというのは今後の参考になった。 面白い国だなあ。 <気になったところをだらだら> ■リスク=ハザード×脆弱性 (国際赤十字関連連盟の提唱) 災害はくるが、脆弱性は改善できる。 ■自然災害は避けられないが、適切な計画と手段があれば被害は避けられる。 ■最も大切な事はタイムリーな避難。キューバでは48時間で70万人が安全地帯に避難した。おんぼろ車両で、燃料は不足し、道路網も不十分だったが。 「レジリエンス」:しなやかな強さ。防災力などの意味で使われる。復元力、立ち直り力とも。痛めつけられても回復し、より強くなるというイメージか。 ■正確な予測と情報周知。 ハリケーン発生後96時間前に初期警報、72時間前に周知段階、24時間後に警告段階に入る ■政府が「直ちには問題ない」と言う事で被害が大きくなる。1900年のハリケーンガルベストンではそれにより1万人以上が犠牲に。 ■避難行動に結びついてこそ意味を持つ危険情報 ■地域ごとに対策体制をつくる。地域の代表が安全の責任を担う。 ■誰がやるべきかではなく、どうすれば避難できるか。戦車でもトラックでも何でも総動員して避難。 ■公共の避難所は不足するので、住民の80%は家族や友人のもとに避難 ■傷つきやすい、守るべき弱い住民を把握する為に毎年調査する。指名、年齢、病気の有無、特殊なサービスの必要性。子供、高齢者、女性、病人を最優先。 ■最近はペットも一緒に避難可能。避難所には獣医も。家畜も避難させる。以前の事例で、家畜にえさをやる為に戻らなければならなかった事がある。また、飢えた家畜は救護員などの人を襲う。 ■市民防衛という視点。革命以前は、消防団、赤十字、警察の対応だったが、機能しなかった。 ■国は、専門家による各種の防災関連の技術指針を設定する。市民防衛側は、その専門的な技術知識を基に、そこに優先順位をもうける。 ■孤立する可能性の高い300人以上のコミュニティに、「早期警戒ポイント」というのを設置。2、3KWの携帯発電機と、短波ラジオ、充電式電池、メガホンという軽装備。施設運営もコミュニティが行う。個人宅の場合も。センターのハブ組織として機能。 ■防災管理センターのGISシステムに集約する情報の例。保護が必要な住民、避難させる家畜のデータ、その避難場所など。 ■特殊なマネジメント体制。市民防衛は各地域や各組織の代表が管理し、その管轄内の災害対策の全責任を負っている。災害時には国防軍、内務省が協力するが、どちらもローカル政府の指揮下におかれる。市民防衛は、実際は政府機関、社会組織、政治団体も含めて編成されるくに全体のシステム。市民防衛の最高司令官は非常時には災害に関連する全部門の調整権限がある。市民防衛の代表は書く州やムニシピオの代表が兼務。 ■避難にあたり、誰に手助けが必要か、それを誰がやるのかが押さえられているのが大きい。また、市民がハザードマップを作るので、災害前後でどうなったか、頑丈な家がどこかなどをアップデートできる。貧乏で人だけはいる国にはうってつけの方法。 ■ハリケーンで命を落とすのは政府の命令を聞かない人だけ。(市民) ■時間的余裕があれば、そのうちに、貴重品や高価なものをトラックで頑丈な倉庫に輸送。 ■訓練。実際に人が動く訓練。パン屋、学校、倉庫関係者、タクシー、バスなど全員が参加して実施。訓練後に結果の審査。救助も、黄金の10分と称し、できるだけ早く救助。 ■各家に、コンクリートの一室をもうける。家の中の安全地帯。 ■火力発電への過度の依存は停電の元になった。小規模ネットによる分散型発電に切り替え。 ■ちなみに貧乏なので、送電線からねじ・ナットなどが盗難などにあう。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品