要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

ジョン・メイナードケインズ【原著】, 山形浩生【要約・訳】, 飯田泰之【解説】

• 販売会社／発売会社: ポット出版
• 発売年月日: 2011/11/16
• JAN: 9784780801712

商品レビュー

2020/07/13

難解とされる古典的名著である『一般理論』の要約版
文章自体は山形氏自身がネットに全部あげているため、
敬意を払って買うか、それを知らずに買うかの二択

2012/03/05

ケインズの一般理論のいわゆる超訳。
平易な言葉で書いているが、内容はやはり難解。

美人投票の話は結構有名なので、こういう文の中で出て来たんだという部分はあった。

現在の国の状況を当てはめて考えてみると、この理論が必ずしも最適解にはならないとは思うけど、
色々な可能性を検討するという意味ではある程度の指針にはなると思う。

2012/02/15

これは面白い。
経済学史やマクロ経済学という授業で習うものとは違ったケインズがそこに居る。「市場経済で完全雇用が可能」という前提を否定することからケインズが始まっているというのがよくわかる。

内容的に、（新）古典派を「計算はあっているけれど前提条件が間違ってるからそもそも駄目」と言って切り捨てる感じが良い。ピグーなどはメッタ刺しにあってかわいそうなほど。

なんてったって、「古典派よりもそれ以前の人たちの方が正しいよね」とかバッサリですから。

この内容を山形浩生が訳をしているので語り口調が皮肉に満ちていたり、批判精神丸出しで楽しい。

ちょっと難しいけど今の経済に不満がある人は是非一度読んでほしい。