2012年、新・ニッポン産業革命

菅下清廣【著】

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2011/11/15
• JAN: 9784796687751

商品レビュー

2012/01/09

２０１２年の日本に対し、楽観論と悲観論の二つのシナリオを用意。
その分岐点の見方も解説。
第二章の「フィクションで儲ける時代」はこれからの経済を読み解くキーワドがあった。
著者の投資スタンスは私からみるとかなり博打的。リスクをとった投資スタンス。

2011/12/24

国際金融コンサルタント菅下清廣さんの著書。
本書では、2012年の日本経済を予測し、今後私たちがとっていくべき行動を示してくれています。

結論を先に言うと、2012年の経済は一切読めない。
そんな不透明な投資環境においては、自分への投資が有効になる。
従って、健康に気を遣いながら働き、キャッシュを積み上げていく、
これが2012年私たち日本人が取るべき行動だそうです。

2012年は、日本の近隣諸国のトップがいっせいに変わるタイミングです。
中国、韓国、ロシア、アメリカ。
さらには、日本も十分解散総選挙があり得る。

そうなると、各国が今後どのような戦略をとるかがわからない。
従って、2012年に日本を待ち受けているシナリオとしては、
Aシナリオ（悲観シナリオ）・・・デフレ継続→円高、株安も継続ないしは悪化
Bシナリオ（楽観シナリオ）・・・デフレ収束→円安、株高へ
という極端な予測がたてられるわけです。

しかし、どちらにしろ、2012年は日本にとって大きなターニングポイントになるだろうといっています。

とにかく、投資に関しては、「何もしない人が勝ち」なんです。
だから今は自己投資に励む。
多くの人脈を築き、多くの知識を吸収する。

菅下さん的には、それが正解のようです。

けど、最近の若者はすでにこれを実践している人が多いように感じます。
やはり、なんとなく現在の日本を取り巻く状況を察知しての行動なのでしょうか。

そんな若者が中心になって、今の日本の危機を早く脱したいですね。
僕は頑張っている若者を集めてまとめる役割をしたい、
そんなことをこの本を読みながら考えていました。