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息身佛 ただ、息をする。ただ、生きる。 角川SSC新書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 角川マガジンズ/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/11/10 |
JAN | 9784047315594 |
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息身佛
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
福井県武生の誕生寺の住職の半生と考え方をインタビュー形式で綴っている。考え過ぎず、目の前の事に取り組むことの大切さ。坐禅をすることで、健康になり、悩みをなくなっていくと、その効用をうたっている。一度、座禅会に参加してみようと思わせられた1冊。
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読みやすい。著者の人生が面白い。万年床のぐうたら生活を正すために禅寺へ。それからも紆余曲折、猫好きで、猫に教えられると言う。同感です。動物は本当に生き方死に方を、教えてくれる。 *「じぶんは今のままで十分足りているんだ」ということを身体でわかることが大切。頭の中で「自分は足りて...
読みやすい。著者の人生が面白い。万年床のぐうたら生活を正すために禅寺へ。それからも紆余曲折、猫好きで、猫に教えられると言う。同感です。動物は本当に生き方死に方を、教えてくれる。 *「じぶんは今のままで十分足りているんだ」ということを身体でわかることが大切。頭の中で「自分は足りている」と理解するのは、所詮、屁理屈の世界なのです。 *今、見えている。感じている。そのすべてが事実であり、「今ここ」に反応していることが、命そのものです。痛いは痛いまま。シャクにさわったならばシャクにさわったまま。悲しいは悲しいままでいいのです。それなのに言葉で考えることを覚えた人間は、言葉で作り上げた世界と、身体の実感の世界が分離してしまう。これが悩みのもと。 *例えばお茶を飲んだ時「渋みがあって、おいしい」とか言います。これは頭でお茶を飲んでいるのです。「渋みがあって」と頭で判断する前に、お茶を一口飲んだときにからだが感じた「おいしさ」があるはずなのです。その出会いの事実こそが命なのです。 *私たちが見たり感じたりしているものは、その時、その場の出合い(縁)によって生じ、そして消えているだけ。この世には、絶えず新しい「今」が生まれ、生まれた途端に消えていく。それなのに、変化するものに執着するから悩みが出る。言葉で考えた世界と現実の差が悩みとなる。 *風鈴は東西南北の風を問わず、その時その場の風邪の流れに従ってチリーンチリーンと反応します。この、何事にも囚われず変化する様子を「空去来(くうこらい)」と言います。ちょうど空気のように、自由自在に変化し、痕跡を残さず、さらりと形が変わる様子を、仏教では「空(くう)」と表現するのです。 *言葉は「言霊」、言葉にしてしまうと、思いが増幅されて、それが自分に還ってくる。「言刃(ことば)」だと思います。グチグチいい続けることで、今、この瞬間をいきている大切な命を、言葉の刃で傷つけてしまうのです。そうしなためには「愚痴をグチらない」ことです。 *「無心 無心 大無心 息身仏 からだがわかってる ありがとさん」 息身仏とは今この瞬間の呼吸している身体がすでに仏さんだということ。頭で考えるなということです。「即身仏」は仏教用語にありますが、私はもっと具体的に「息身仏」としたのです。
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