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私にとって神とは
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 1983/06/25 |
| JAN | 9784334970246 |
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
遠藤周作がどのように信仰と付き合ってきたのか、遠藤にとっての神、キリスト教の理解などが書かれている本。「海と毒薬」や「沈黙」、「イエスの生涯」「キリストの誕生」の話も出てくるが、のちの「深い河」に繋がるような話が多くて面白かった。神をXや玉ねぎと呼んでみたり、復活のことを「神の永遠の生命の中へ戻るということと、その理念がだれかに受け継がれること」と語っているあたりははっきりと「深い河」に受け継がれているだろう。原始キリスト教当時の考えとして復活はこのような理解だった、というのはちょっとどうかと思うが。イエスの理解に関しても、新約学の議論は分かっているけれども結局本当のイエスのことなんてわからないんだから好きなように解釈していい、と開き直っている感じでそれはどうなんだと思うが、小説家だから別にいいのかなあ。 びっくりしたのは、ルルドの泉なんかの事例を出しながら遠藤周作がキリストの非科学的な奇跡を肯定していることだ。著作には奇跡的な展開なんかまったくないし、キリストを奇跡のできない何もできなかった人として書いているから、てっきり奇跡が嫌いなのかと思っていた。超人的な愛の行為を「それを私は奇跡だと言うのです」とも書いているから、「復活」と同じように奇跡という言葉にも独特に理解をこめているっぽいけども。軽く読んでみた本だったが、思った以上に真摯に遠藤周作のキリスト教が語られていて、収穫のあった本だった。
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とある個人(そrが遠藤周作という有名人であれ)がどう神を取られているのかを知りたくて手に取った本。神は確固とした物質的な存在のあがめる対象ではなく、働きのなかにいるというのは同感だった。
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遠藤周作の宗教観は非常に納得がいく。宗教性がどこからはじまるのか、自分を否応無く構成しているものに対してどのような態度を取り得るか、それらを考えたうえでどのように生きていくべきなのか、こういったことを、きちんと考えて、ひとつひとつに真摯に向き合えるひとなのだということ。わたしが遠...
遠藤周作の宗教観は非常に納得がいく。宗教性がどこからはじまるのか、自分を否応無く構成しているものに対してどのような態度を取り得るか、それらを考えたうえでどのように生きていくべきなのか、こういったことを、きちんと考えて、ひとつひとつに真摯に向き合えるひとなのだということ。わたしが遠藤周作を読んでいて、違和感を感じる箇所があっても読むのをやめないのは、こういうところへの信頼感からきています。
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