- 中古
- 書籍
- 文庫
吾輩は猫である 文春文庫
定価 ¥770
220円 定価より550円(71%)おトク
獲得ポイント2P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/11/10 |
JAN | 9784167158057 |
- 書籍
- 文庫
吾輩は猫である
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
吾輩は猫である
¥220
在庫なし
商品レビュー
3.9
13件のお客様レビュー
誰もが知っているフレーズて始まる、漱石の処女作。 猫の飼い主は恐らくは漱石自身であり、それをネコ目線で批判したり、またネコを借りて自己の世評、思考を書き記しており未だ斬新な小説と思う。猫の飼い主、珍野苦沙弥(笑)は偏屈な人として描かれているが迷亭、寒月、東風を中心とした人物たちが...
誰もが知っているフレーズて始まる、漱石の処女作。 猫の飼い主は恐らくは漱石自身であり、それをネコ目線で批判したり、またネコを借りて自己の世評、思考を書き記しており未だ斬新な小説と思う。猫の飼い主、珍野苦沙弥(笑)は偏屈な人として描かれているが迷亭、寒月、東風を中心とした人物たちが訪問しては楽しく、知的な会話を繰り広げるところが楽しい。また、奥方をはじめとした珍野一家の描かれ方も家族の有り様として興味を持って読んだ。寒月の嫁やバイオリン、銭湯、泥棒等、様々なエピソードを、日常生活で使いたくなるようなとてもユーモアある文体で描かれていて楽しい。古い小説であるがゆえ、少々理解に苦しむ書き方や、強烈な差別用語、時折日露戦争中と感じさせる文が見受けられます。淡々とした猫の語り口は、そのまま落語の台本になりそうです。森見登美彦の文体を思い出しました。勿論こちらが元祖ですが。 本筋から大きく脱線していく箇所も多々あり、また、長編でもあるので、少々読みにくく万人にはお勧めできないが、読んで損はないと思います。
Posted by
2021年12月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2021/1201-10958.html
Posted by
ようやく読んだ。 漱石は好きだが、デビュー作を読んでいないと気づいて読んでみた。 とにかく、字がびっしり。 読んでは止まりを繰り返し、たまに息抜きと称して別の本に手を出し、やっと読み終えた。 つまらないわけでは決してない。 主人と細君のケンカ、迷亭の冗談に始まり、詩人は逆上をイン...
ようやく読んだ。 漱石は好きだが、デビュー作を読んでいないと気づいて読んでみた。 とにかく、字がびっしり。 読んでは止まりを繰り返し、たまに息抜きと称して別の本に手を出し、やっと読み終えた。 つまらないわけでは決してない。 主人と細君のケンカ、迷亭の冗談に始まり、詩人は逆上をインスピレーションと称して勿体ぶっているとか、学者作家は頭を使う上に貧乏だから栄養不足で禿げているとか、寒月君のバイオリン購入談など、ものすごく面白い。 ただ、読むには時間がかかった。
Posted by