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ロシア軍は生まれ変われるか ユーラシア・ブックレット
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋書店 |
発売年月日 | 2011/10/26 |
JAN | 9784864590099 |
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ロシア軍は生まれ変われるか
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商品レビュー
4.8
4件のお客様レビュー
ウクライナへのロシア侵略があった際にテレビ等で本著者を知り、概要を知るためにその著作を読むことにした。最近の著作も入手したが、流れを理解したくてこの2011年発行の本も読むことに。 2010年当時のロシア軍の現状が有り体に書かれていて、大きな問題が有り、米国ともかなりの差がある...
ウクライナへのロシア侵略があった際にテレビ等で本著者を知り、概要を知るためにその著作を読むことにした。最近の著作も入手したが、流れを理解したくてこの2011年発行の本も読むことに。 2010年当時のロシア軍の現状が有り体に書かれていて、大きな問題が有り、米国ともかなりの差があることもわかる。その内容とその改革内容についてだが、まるで一企業の改革案を見るかのようで、組織的・技術的・政治的問題点があり、いかに当時のロシア軍が問題を抱えていたのかがよく分かる。しかもそれらがその後どれほど改革されたが分からないが、現在のロシア軍の進行時のpoor performanceはこのときの問題がまだ解決されていないという可能性を示唆してくれる。 現在のロシア軍の内容を理解するために、古い本と思わずに読んでみることをおすすめします。
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冷戦が終結したといわれて久しい今日、世界情勢が大幅に変わり、ロシア軍は大きな変革の波にさらされている。 仮想敵国が米国から、中国へと変わり、同時に「非対称な戦争」ともよばれる対テロ対策に重点がうつってきたからである。 かつて冷戦時代には、軍隊の規模は大きいと言われていたが、それを...
冷戦が終結したといわれて久しい今日、世界情勢が大幅に変わり、ロシア軍は大きな変革の波にさらされている。 仮想敵国が米国から、中国へと変わり、同時に「非対称な戦争」ともよばれる対テロ対策に重点がうつってきたからである。 かつて冷戦時代には、軍隊の規模は大きいと言われていたが、それを支えていたのは「紙の軍団」と呼ばれるシステムであった。つまり、書類上は士官などが存在しているが、実際の兵力は有事にかき集めることを前提とした、実態よりも大きく見せた、いわば質より量の状態であった。 しかし戦争や武器の近代化に伴い、より実際的でコンパクトな軍が求められるようになった。プーチン大統領は制服組から自由である、アナトリー・セルジュコフを抜擢。彼をはじめとし、軍や派閥のしがらみを乗り越えた、大規模な変成が行われている。 まずは人員の削減(リストラ)をして、不要な部門をカット。師団の編成も変えて、師団から、旅団をメインにして、部隊自体をダイエットしている。続いて、徴兵制ではなく志願制に移行し、同時に契約軍人で質の高い人員を保持しようとしているが、こちらは費用の問題もあり、なかなかすすまない。また、装備の劣化にも手をいれいている。 核軍縮も一応行われてはいるが、隣に中国がいる以上、アメリカほどは削減に思いきれないのが実情である。 不安定な世界情勢が続くなか、軍事力はいぜんとして大国の「シンボル」である。対外的な影響力は保持しつつも、パフォーマンスの高い軍隊として生まれ変わるべく、ロシア軍は試行錯誤中である。 <感想> 「ウクライナ危機」のテレビ番組でもなんかいか、顔を見た若い軍し評論家、小泉氏の解説。非常に的を得てわかりやすく解説されており、軍事には門外漢の私にも楽しく読めた。
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現在進行形のロシア軍改革について、軍改革が必要になった背景、これまでの経緯、その目指すところについてまとめられている。果たして、ロシア軍改革が新たなロシア軍の新生に繋がるのか、改革が中途半端に終わり、ソ連軍への回帰に終わるのか注目したいところ。しかし、第一期プーチン政権当時の「強...
現在進行形のロシア軍改革について、軍改革が必要になった背景、これまでの経緯、その目指すところについてまとめられている。果たして、ロシア軍改革が新たなロシア軍の新生に繋がるのか、改革が中途半端に終わり、ソ連軍への回帰に終わるのか注目したいところ。しかし、第一期プーチン政権当時の「強いロシアのイメージ」と装備調達の実態との落差に愕然とした。
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