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乱世に挑戦した男 平清盛
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乱世に挑戦した男 平清盛

岩田慎平【著】

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乱世に挑戦した男 平清盛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新人物往来社
発売年月日 2011/10/24
JAN 9784404040879

乱世に挑戦した男 平清盛

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2012/01/07

今年のNHK大河ドラマとなる平清盛に関する本を読んでみた。 歴史書ではないのだけれど、予習のつもりで読み進めていったら、これがまた面白い。 平清盛というとどうも悪役的なイメージがついて回ることが多いけれど、自分には全くそのような気持ちはない。 これは自分が広島県呉市の出身であ...

今年のNHK大河ドラマとなる平清盛に関する本を読んでみた。 歴史書ではないのだけれど、予習のつもりで読み進めていったら、これがまた面白い。 平清盛というとどうも悪役的なイメージがついて回ることが多いけれど、自分には全くそのような気持ちはない。 これは自分が広島県呉市の出身であることが背景にあるのかもしれない。厳島神社を持ち出すまでもなく、瀬戸内海には清盛にまつわる史跡や文化財が多く残っているし、むしろヒーローとして捉える意識のほうが強い。 保元・平治の乱から特に政治権力を強めていき、流罪とはしたものの平治の乱で敗れた源義朝の嫡男である頼朝の助命に応じ、義経をも庇護していた。 このあたりまでは、清盛は極端ともいえるほど気を遣い、貴族社会のなかで平身低頭に身分相応の振る舞いによって信頼を勝ち得てきた。 そして、治承三年の政変で日本の権力構造を大きく変えた。 ただ、その後は以仁王の挙兵、福原遷幸、治承・寿永の内乱など、いったん歯車が狂いはじめるとうまく事も回らない。さらに、権力の背景でもあった高倉天皇(上皇)らが命を落とし、安徳天皇も幼い。 こうしたなか、徐々に強引な手段をとることも増え、周囲からの反感を買うようになる。 そして、清盛の死をもってして平家は一気に滅亡へと向かっていく。 こうしたあとに続くはずの人物の年齢や人材不足という流れは、天下を統一しながらもあとに続くことのなかった豊臣秀吉と重なるように感じる。 いかに人の育成が重要であるかを思い知らされる。 本書は清盛の人生を追ったものではなく、その背景になる人間関係がよくわかる。 加えて、平家物語や吾妻鏡なども平行して読むとより理解が深まるはずだ。 大河が楽しみになってきた。

Posted by ブクログ

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