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室町幕府崩壊 将軍義教の野望と挫折 角川選書496
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室町幕府崩壊 将軍義教の野望と挫折 角川選書496

森茂暁【著】

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室町幕府崩壊 将軍義教の野望と挫折 角川選書496

定価 ¥1,870

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川学芸出版/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/10/22
JAN 9784047034969

室町幕府崩壊

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2014/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まだそこまで知識ないのだが読んでみた。 室町幕府崩壊というタイトルからイメージするものと、実際の内容では差があったのだが、そこは知識がなかったからだなぁと読了した現在では思う。 いわゆる「くじ引き将軍」義教を中心に、彼が立ち向かっていた様々な問題を前代から読みときつつ、彼の時代までの幕府の政治機構・形態について考察。

Posted by ブクログ

2012/01/08

室町幕府将軍足利義教期前後の政治情勢を、当該期の最新研究を網羅しながら、主に「満済准后日記」「看聞日記」「建内記」などの同時代日記を駆使してそのあらましを描く。 実はこの書名が本書のテーマと思って読んでいると結局最後まで、「室町幕府崩壊」や「義教の野望」に関する内容はほとんど見え...

室町幕府将軍足利義教期前後の政治情勢を、当該期の最新研究を網羅しながら、主に「満済准后日記」「看聞日記」「建内記」などの同時代日記を駆使してそのあらましを描く。 実はこの書名が本書のテーマと思って読んでいると結局最後まで、「室町幕府崩壊」や「義教の野望」に関する内容はほとんど見えてこないのに等しく(おそらく「学級崩壊」のような使い方なのであろう)、書名が「将軍義教期の室町幕府体制と動向」などとした方がまだしっくりくる。自分は途中から書名は忘れることにして読んだ。(笑)また、テーマ別に分類しすぎているきらいがあり、時系列が乱されることが多いので、よほど年(和年号だが)を意識していないと、各出来事の関連性がわかりづらい著述構成になっている。 足利義教が義満子息で義持兄弟の中から「くじ引き」で選ばれたという逸話は有名であるが、青蓮院門跡・准后・大僧正にして天台座主経験者という聖界頂点に君臨した人物が、将軍になり宿老が次々と他界した後に、「自分を見て笑った」とかそんなことまでを取り上げて多くの人々を処罰したという「万人恐怖」の専制政治者になるとは予期せぬ成り行きだったことだろう。性格破たん者の独裁者のイメージが強い義教だが、そもそも兄である将軍義持が宿老らに遠慮?したことで「くじ引き」当選した義教の目指した方向が、宿老をはじめとした大名家跡つぎ介入などによる大名家勢力削減政策を取ったことはある意味、必然的帰結であり、政治の皮肉ともいえる。これから粛清しようと企んでいたという赤松家の宴に、のこのこ出かけていって反対に謀殺され「犬死」といわれた義教の自信過剰ぶりをもう少し詳しく描くと面白かったように思う。 義持期の「上杉禅秀の乱」や義教期の「永享の乱」をはじめ、九州や後南朝勢力との戦闘などの「動乱の時代」に、義教擁立から「嘉吉の乱」に至るまで専制者として君臨しようとする政治過程はなかなか面白い。 「上杉禅秀の乱」とそれに連動した弟・義嗣逃亡事件の背後に実は、宿老のほとんどが加担していたという話と、「嘉吉の乱」での赤松討伐をなかなか行わない様から多くの大名加担を疑われたという話は、本書の背景における好対称を示している。 宿老らに逆らえず偉大な父・義満へのファザー・コンプレックスのイメージが強い義持だが(笑)、側近である富樫満成に調査させた義嗣逃亡事件が実は黒幕が宿老たちであったと突き止めた途端、女性問題で逆に処罰してしまう(逃げたが、何もしないからと安心させて出頭してきたところをとっ捕まえた)話や、赤松家跡目相続問題に介入して、側近で傍流である赤松持貞を跡つぎにしようとして失敗し、またもや女性問題にかこつけて自殺に追い込む「とかげのしっぽ切り」の様はやはり性格が非常に悪い一家だと思わせ面白かった。(笑) 政治のぎすぎすした側面と、生々しく進行していく過程が味わえる一書です。(笑)

Posted by ブクログ

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