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仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解 中公新書

植木雅俊【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/10/24
JAN 9784121021359

仏教、本当の教え

¥330

商品レビュー

3.2

26件のお客様レビュー

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2024/02/24

著者は仏教研究家の植木さん。サンスクリット語の仏典を読み解き中国、日本へ伝わった仏教の誤解といったことが主テーマかと思い興味深く読んだが、そんなに興味を惹かれる所は多くなかった。 印象に残ったのは、釈尊が弟子から「世尊の教えはサンスクリット語に翻訳して伝えた方がよいのではないで...

著者は仏教研究家の植木さん。サンスクリット語の仏典を読み解き中国、日本へ伝わった仏教の誤解といったことが主テーマかと思い興味深く読んだが、そんなに興味を惹かれる所は多くなかった。 印象に残ったのは、釈尊が弟子から「世尊の教えはサンスクリット語に翻訳して伝えた方がよいのではないでしょうか」と尋ねられ、「その必要はない、その地域の言葉で伝えなさい」と答えたこと。そしてその通り、アジア各地ではその地域の言葉で伝えられたが例外は日本で、漢訳のまま受け入れて、大和言葉に翻訳されることはなかったとのこと。したがって多くの人はお経を聞いてもいみがわからない。お経というとわけのわからないものの代表格になっているが、もったないというか不幸なことだ。ただそのために浄土宗や日蓮宗などシンプルでわかりやすい宗派が普及したのだろうか。

Posted by ブクログ

2023/01/22

サンスクリット原典の厳密な解釈にもとづいて『維摩経』や『法華経』の現代語訳を手がけてきた著者が、サンスクリット語・パーリ語原典と漢訳経典、さらに日本における漢訳経典の受容の諸相について検討をおこない、仏教の思想がどのように変容していったのかということを、さまざまな事例を紹介して解...

サンスクリット原典の厳密な解釈にもとづいて『維摩経』や『法華経』の現代語訳を手がけてきた著者が、サンスクリット語・パーリ語原典と漢訳経典、さらに日本における漢訳経典の受容の諸相について検討をおこない、仏教の思想がどのように変容していったのかということを、さまざまな事例を紹介して解説している本です。 著者の翻訳のしごとを通してあらたに明らかになった事実の紹介が中心となっており、さらにそこから展開されたインド・中国・日本の比較文化論的な内容の議論が示されています。「仏教、本当の教え」というタイトルから、初期仏教の思想的核心を掘り下げていくような内容を期待した読者は、肩すかしにあったような気分になるかもしれませんが、個人的にはおおむね興味深く読むことができました。

Posted by ブクログ

2020/11/04

著者の意図は立派なものだが、細かな例示がダラダラ続くのでうんざりしてしまう。読む意味はあると思うが、再読はしないだろう。あと、少なくともこの本に中村元の話はいらない。

Posted by ブクログ

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