1,800円以上の注文で送料無料

幻想怪奇譚の世界
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-01-04

幻想怪奇譚の世界

紀田順一郎【著】

追加する に追加する

幻想怪奇譚の世界

定価 ¥2,090

1,430 定価より660円(31%)おトク

獲得ポイント13P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 松籟社
発売年月日 2011/10/01
JAN 9784879842978

幻想怪奇譚の世界

¥1,430

商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/12/19

この本、紀田順一郎の評論や解説が主となる。第一部は主に国内の幻想小説の変遷、小泉八雲から中井英夫まで。第二部は海外の作家たち。ルイス・キャロルからフリッツ・ラングまで。そして幻想怪奇譚の名作3短編からなる。 この3編とは、恋する水の精と心変わりしてしまう騎士の因果応報譚、フーケ...

この本、紀田順一郎の評論や解説が主となる。第一部は主に国内の幻想小説の変遷、小泉八雲から中井英夫まで。第二部は海外の作家たち。ルイス・キャロルからフリッツ・ラングまで。そして幻想怪奇譚の名作3短編からなる。 この3編とは、恋する水の精と心変わりしてしまう騎士の因果応報譚、フーケの「ウンディーネ」。このパターン古今東西よくありますよね。ちょっと違うけど小泉八雲の「破られた約束」思い出しました。次に神隠しのひな型のようなブラックウッドの「とびら」。何が何だかわからないという不気味さ。平田篤胤の「仙境異聞」思い出しました。「天狗に拐われた少年」というやつです。そして私も昔から好きなおばあちゃんちの不気味な話、デ・ラ・メアの「なぞ」。これなんかも子供の頃、おじいちゃんち(田舎の旧家)で聞いた、大事な物をしまっている部屋に子供を近づけないために語られたお話のような…。 さて、全体を通して語られる幻想と怪奇の世界。そもそも世界で、そして日本で幻想怪奇譚がどのように出現し、どう発展していったかということなのだが、各作家論や時代背景などわかりやすく書かれている。こうした本を読むと必ずするのはそれぞれの時代を代表する作家の作品紹介の中から読みたくなった本をメモっておいて次の読書の役に立てようということ。 ルーファス・キングの「青髯の妻」やジェームスヒルトンの「失われた地平線」あたりを読みたくなりました。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す