ワンパック専門家相談隊、東日本被災地へ行く 士業・学者による復興支援の手引き クリエイツ震災復興・原発震災提言シリーズ2

阪神・淡路まちづくり支援機構付属研究会【編著】

• 販売会社／発売会社: クリエイツかもがわ/かもがわ出版
• 発売年月日: 2011/10/20
• JAN: 9784863420748

商品レビュー

2012/04/16

　短いブックレット。タイトルで購入。

　中みたら、お世話になった高見澤先生とか野崎さんとかも書いている。

　どちらかというと復旧段階で、士業関係のひとがまとまって被災地に入っている。それ自体大事なことだと思う。

　なるほどなと思うこと。

(1)高見澤先生：まちづくりには、事業コンサルとまちコンがいて、前者は法定事業で飯をくっていて、後者はお金がない。（ｐ４０）

　そのとおりですけど、高見澤先生、それをいったらもともこもないですね。

(2)平山先生：復興のときは、立派なまちをつくろうという意見ととにかく住み続けるという意見がでてくる。私はとにかくすみ続けるということが大事だと思う。（ｐ７３）

　復興が、被災者の生活と生業の再生だったら、立派なまちをつくっても住む人、生活する人がいないのではどうにもなりませんよね。

　これらの批判的な先生方にいわれるまでもなく、被災地での長田駅南地区の第二種再開発の長期化など、大規模事業についての反省をきちんとして、復興計画にあたりたいと思います。