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闘将伝 小説 立見尚文 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/10/07 |
JAN | 9784167567170 |
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
立見鑑三郎のちの立見尚文の物語である。 戊辰戦争では、会津藩が朝敵とされたものとすぐに頭に浮かぶが、桑名藩もまたそうである。桑名藩主の松平定敬は会津藩主の松平容保の実の弟になる。立見は桑名藩の主戦派を従え、雷神隊を組織し、官軍に徹底対抗したが、会津が降伏したことで刀を納める。その後、朝敵として冷や飯を食わされるわけだが、それでも雷神隊の立見は官軍からも恐れられていたので、西南戦争が起こった際には少佐として新撰旅団という攻撃兵の指揮官に抜擢された。 鳥羽伏見や会津戦争、西南戦争と激動の中を戦の第一線で戦ってきたにもかかわらず、不敗の将軍として日清日露戦争までにも及ぶ戦歴は他に例を見ない。 もっと立見尚文の伝記があっても良いものだが、見かけないのは、やはり、徳川方は悪、官軍は善という意識から、尚文の事を記した書類等があまり残っていないからなのだろうか。
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戊辰から西南戦争、日清日露と戦い続けた立見尚文に驚きます。小倉出身の奥ヤスカタと立見尚文は戊辰でやられてから巻き返しがいいですよね。 北越戦争は河井継之助だけでない、と。土方みたいな喧嘩上手はまだいますね。
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幕末から明治時代・日露対戦までを戦い抜いた立見鑑三郎(のちに尚文)のお話。 幕末の小説はまさに激動の時代で、タイムマシーンで突然50年も100年も先の未来に人物たちをつれていってしまったかのような感さえ覚える。 立見鑑三郎も、武士としての刀・銃の混じる戦(いくさ)すがたから、明...
幕末から明治時代・日露対戦までを戦い抜いた立見鑑三郎(のちに尚文)のお話。 幕末の小説はまさに激動の時代で、タイムマシーンで突然50年も100年も先の未来に人物たちをつれていってしまったかのような感さえ覚える。 立見鑑三郎も、武士としての刀・銃の混じる戦(いくさ)すがたから、明治の日露戦争では外套にシガーをくわえくゆらせる姿へと変ってゆく。 物語を通して一貫しているのは、彼の中に流れる武士のこころなのでしょうね。戦争を讃えるのではなく、幕末を生き抜いて、開国後に大国ロシアを破るもののふの芯を見た気がします。 しかし幕末の戦闘風景の描写は凄惨を極めるな…。
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